ガタンゴトンと揺られながら、車窓からの絶景や季節を運ぶを満喫。そんな列車醍醐味といえば、やっぱり「駅弁」。食材の宝庫・九州には、郷土色豊かな駅弁がめじろ押し。知れば断然が楽しくなる、そんな観光列車駅弁5選を紹介!

【写真を見る】九州駅弁グランプリ3年連続1位!『百年の旅物語 かれい川』

特急はやとの風』with『年の物語 かれい

鹿児島中央間を結ぶ『はやとの風』は、質実剛健な薩摩隼人イメージした漆黒のボディが特徴のイケメン列車。客室は車両によって色合いの異なる木材を使用。木の色によってクラシカルな雰囲気だったり、ログハウスのような温かみがあったり。それぞれの趣を見べるのも楽しい。明治期そのままの姿を残す「嘉例」も見どころ。

はやとの風』といえば、九州駅弁グランプリで3年連続1位を獲得した駅弁年の物語 かれい』(1080円)は外せない。「弁当 やまだ屋」が丹精込めた逸品で、皮に包まれた弁当の中には、甘く煮た分厚いシイタケ味噌田楽、コロッケ、地元で「ガネ」と呼ばれるサツマイモ天ぷらなど地元食材にこだわったおかずがギッシリ。1つ1つ手間ひまをかけて作った品々は、手作りならではのやさしい味わい。それでいてしっかりと素材旨味を引き出しており、その味たるや、まさしく王者の格。この駅弁のためにここを訪れるファンも多い人気ぶりだ。「嘉例」の舎でも購入できるが(土日祝のみ)、事前駅弁引換券を購入し内で受け取るのがベター。

特急はやとの風] 吉鹿児島中央 1日2往復 / 運転日 要問い合わせ / 大人2500円(乗車券1470円、特急1030円)

特急いさぶろう・しんぺい』with『めし』

の中を走るひと際あざやかな紅一点。それが『いさぶろう・しんぺい』だ。明治時代の鉄道の偉人「山三郎」と「後藤」に由来するこの列車は、熊本~吉間を結ぶ。『いさぶろう・しんぺい』とまとめて呼ばれることが多いが、詳しくは下りが「いさぶろう」、上りが「しんぺい」となる。急勾配を緩和するために列車が斜面をジグザクに走行する「スイッチバック」や、「日本三大車窓」の1つに数えられる絶景を楽しめる列車としても有名だ。

この『いさぶろう・しんぺい』に乗って味わいたいのは、九州駅弁ランキングでも常に上位の名物駅弁めし』(1100円)。1965(昭和40)年に登場して以来のロングセラーで、人吉の“顔”であるベテラン弁当売り・さんが、「人吉」にて昔ながらの立ち売りで販売している。のかたちをした弁当を開けると、中には大きなゴロゴロ!甘く煮たはほっくり、食べれば思わず笑顔。そのほかのおかずもどこか懐かしく、ほっとする味わいだ。

特急いさぶろう・しんぺい熊本~人吉~吉 1日2往復(熊本~人吉は1日1往復、人吉~吉間は普通列車として運行) / 毎日運行 / 大人3930円(乗車券2480円、特急1450円)

■ 『SL人吉』with『86弁当

肥薩線全線開通100周年を記念して2009(平成21)年に復活した『SL人吉』。大正まれの8620形蒸気機関車、通称「ハチロク」がもうもうと煙を吐き出しながら、清流・球磨川沿いを強く走る。クラシカルでシックなしつらえの内には、メープルウッドやローズウッドを使った高級感あふれる展望ラウンジのほか、レトロなビュッフェ、ミニSLミュージアムまである。また、制服や制帽を着用して記念撮影もできるなど、子どもの思い出づくりにもぴったり。全人気列車だ。

SL人吉』で販売されているオリジナル弁当、その名も『86弁当(ハチロク)』(1200円)。熊本の老舗洋食店「五堂本店」が九州産・添加の食材にこだわり開発。熊本県ブランド「和王」を使った絶品ハンバーグや、ほんのり甘味のある熊本県森のくまさん」など、九州の恵みをたっぷり詰め込んだ駅弁となっている。※熊本~人吉行きのみ発売。

SL人吉熊本~人吉1日1往復(全席定) / 運行日 要問い合わせ / 大人2640円(乗車券1820円、定料席券820円)

特急かわせみ やませみ』with『球磨四季弁当郷土料理つぼん汁セット

熊本~人吉間を結ぶ観光列車で、球磨川流域に生息する野鳥から名付けられた『かわせみ やませみ』。美しい体は、清流・球磨川ブルー球磨地方のグリーンイメージ大自然の中を走る姿は、まさに渓流に舞う「翡翠(カワセミ)」のよう。晴れた日は車窓からエメラルドグリーン球磨川を望み、やヒノキ、いなど、地元の特産品を随所に用いた温もりのある内では球磨焼酎も楽しめる。360映像で人吉球磨自然を体感できるVR体験はこの列車だけのオリジナルサービス(平日3~6号、土日祝1~6号で貸出し)。

球磨四季弁当郷土料理つぼん汁セット』(1300円)は、「地元で採れた旬の食材で作るおばちゃん達の弁当」をテーマに、郷土の料理ひまわり亭」が開発。汁物が付いたしい駅弁だ。「つぼん汁」は、人吉・球磨地方でハレに日などに食べられる郷土料理で、鶏肉ニンジンゴボウ豆腐カマボコなどをイリコのダシで煮て調味した具だくさんの汁物。「つぼん汁」とは、「の汁」という意味だそうだ。弁当の中身は“四季”の名の通り、季節によってさまざま。旬のりを楽しめる駅弁だ。『かわせみ やませみ』のビュッフェにて販売。※土日祝限定で2号からの販売(※数量限定)、内容は季節により変動。

特急かわせみ やませみ熊本~人吉1日3往復(全席定※一部自由席あり) / 毎日運行 / 熊本~人吉大人3270円(乗車券1820円、特急1450円)

特急ゆふいんの森』with『折~おりづる~』

そのエレガントなたたずまいはまさに貴婦人博多から温泉リゾート・由布院を結ぶ観光列車として30年にわたりされ続ける『ゆふいんの森』。現在2017年九州北部の影博多から由布院間を小倉経由で臨時運行中だが、2018年7月14日(土)には博多久留米経由~由布院の通常運行が再開される。エメラルド色の体、モダンで格調高く、かつ温かみのある客室。まるでコテージにいるようなサロンスペース列車に揺られながら、のんびりと過ごすひと時が何よりの贅沢…そんな極上の列車の代名詞のような存在だ。

で特別な列車約束してくれる『ゆふいんの森』で味わえる駅弁もまた特別。小倉経由で臨時運行する期間中限定で提供される『折~おりづる~』(1500円)は、ミシュラン一ツを獲得した北九州の名店「寿司 竹本」が監修。弁当を広げる様を、が美しく羽を広げた姿に見立てて命名された。名店の味を詰め込んだ逸品は優美でたおやか。上品な味わいが、をさらに麗しくってくれる。内での個数限定販売だが、2日前まで事前予約もできる(092-474-2179※平日9:0018:00)。このほか、きのこ入りの炊き込みご飯と由布院の野菜が入った『ゆふいんの森弁当』(1000円)もおすすめ。

特急ゆふいんの森博多~由布院1日2往復(全席定) / 9192毎日運行、9394号運転日 要問い合わせ / 大人6760円(乗車券4750円、特急2010円)※2018年7月14日(土)以降の運転日は要問い合わせ

もはや単なる移動手段ではなく、乗ること自体が的になる観光列車。絶品の駅弁と一緒に思い出に残る列車を楽しもう。

[上記の列車の予約・問い合わせ]050-3786-3489(JR九州電話予約センター) / 8:00~20:00九州ウォーカー前田健志)

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