ジャニーズ事務所6月上旬、人気アイドルグループ「NEWS」メンバー小山慶一郎さんが昨年末、当時未成年だった女性と飲していたとして、一定期間、活動自粛すると発表した。また、その場に同席していた同メンバー加藤シゲアキさんについては、厳重注意とするとした。

6月7日発売の週刊文春や週刊ポストで報じられたことを受けて、ジャニーズ事務所は「女性から・・・(中略)・・・年齢を『20歳』であると告げられており、当日も、参加者の中に未成年が含まれているとは認識してなかった」と釈明している。

一方で、小山さんが「複数の参加者に対して掛けに合わせて飲み物を飲むように促すような行為を行っていたことは否定できない」とした。飲食店に同席していた加藤さんについては、小山さんの行動を制止していなかったとして「反を促す」ために厳重注意としている。

この女性は、当時19歳だったということだ。このくらいの年齢だと、身分明書などで確認しないかぎり、「20歳」と偽られると、信じてしまう人も少なくないだろう。未成年者お酒をすすめた場合、法的に問題あるのだろうか。裕麻弁護士に聞いた。

「親権者」や「居酒屋」には罰則がもうけられている

未成年者(満20歳未満)の飲については、『未成年者禁止法』という法律規制されています。

まず、未成年者の飲が禁止されています。ただし、飲した未成年者自身に対する罰則はありません。

また、未成年者の親権者は、未成年者が飲していることを知った場合、これを制止しなくてはなりません。仮に、親権者が未成年者の飲を知りつつ、制止しなかったとなると、科料(1000円以上〜1万円未満)の処罰となります。

屋や居酒屋など、お酒を販売・提供する営業者については、未成年者への類の販売や提供を防止するため、年齢確認などの措置をとる必要があります。また、未成年者に飲ませることを知って、お酒を販売・提供することは禁止されています。これに違反した場合、50万円以下の罰を科されることになります。

このように、未成年者本人や親権者、営業者に対しては法律で、未成年者に飲をさせないようにするための規制がされています」

単なる「友だち」がすすめる場合は違法とならないが・・・

「一方で、単に、未成年者の友人というだけでは、未成年者の飲阻止すべき法的義務はありません。

そのため、未成年者の友人が、未成年者お酒をすすめたとしても、違法とはなりません。お酒をすすめた相手の年齢を確認すべき義務もありませんから、その未成年者が自分の年齢を『20歳以上』と偽っていた場合も同様です。

ただ、これらの義務はあくまで『法的義務』です。とりわけ、社会的立場のある人が、未成年者に飲をすすめることは『義的』な問題が生じえます。また、未成年者かどうか判断に迷うような場合には、年齢確認をおこなうなど、慎重な配慮がめられるといえるでしょう」

弁護士ドットコムニュース

【取材協弁護士
裕麻(おー・ゆうま弁護士
1979年東京生まれ。韓国籍2006年法試験合格。岡山合同法律事務所に所属後、2013年に現事務所開設。人権問題、交通事故男女トラブルインターネット問題、企業法務等、幅広く活動中。
事務所名:弁護士法人岡山架け法律事務所
事務所URLhttp://kakehashi-law.com/

「NEWS」小山さん活動自粛…「未成年に飲酒すすめる行為」は犯罪じゃないの?