テリー アサ芸は女子アナ人気すごいから、そっち方面の話も聞かせてほしいんですよ。フジテレビ女子アナの皆さんの素顔って、どんな感じですか?

田中 皆さん、アナウンス室では自分のかというくらいにリラックスして、あぐらをかいていたりしていますよ(笑)

テリー へー、そんな雰囲気なんだ。

田中 アナウンス室は、現場から戻って来てゆったり心を解放する、サロンみたいな場所なので、それでいいんですよ。もっとも、入社した時はそれを知らなかったので驚愕でしたけど。

テリー テレビはいいところしか映さないから。

田中 やっぱり入社したての頃だと、デスクをきれいにしておかなければいけないと思いますよね。なので毎日掃除していたら、高島彩さんに「大彼女の前でもこんな感じなの? 私、そんな人とつきあえないわ。大丈夫?」って言われたんです(笑)

テリー ハハハ、それ、普通男性側のセリフだよね。

田中 デスクがどれほど散らかっていても、オンエアでは緻密な仕事をこなしていますからね。ですから、いい意味でスイッチオンオフは、女性のほうがしっかりできています。

テリー 逆に言うと、それぐらいの人じゃないと女子アナってやっていけないんだろうね。だって1年から「○○パン」とか呼ばれて大抜されるわけじゃない。普通の会社だったら、3~4年かけてやっと一人前になっていくんだから、まずありえないよ。

田中 そうですよね。男性アナウンサーの1年は、「ここまでの放送はご覧のスポンサー提供でお送りしました」という録音を毎日、ひたすらやっていますから(笑)

テリー すごい差だよね。田中さん同期誰?

田中 長野、戸部洋子、石本沙織の3人です。1つ上に中野美奈子さんがいらして、さらにその上が高島彩さん。

テリー だなァ。でもあらためて、女子アナって大変な職業だと思うよ。若さとかわいさで1年から大抜されて、やっと経験と技術がその扱いに追いついてきたと思ったら、そのを、あとから入った新人たちに持っていかれちゃうわけだからね。

田中 そのテリーさんの言葉を聞いたら、泣く女性アナウンサーがたくさんいると思います。おっしゃるとおり、女性アナのは毎年入ってくる若くてきれいな子との勝負になってしまうので。も入社して数年は悔しかったですけど、30歳が近づいた頃、「男性アナウンサーでよかった」と、ホッとしている自分がいたんです。やっぱり男性アナは技術第一ですから。

テリー 30代に入った女性アナは、そういう葛をどう消化しているのかな?

田中 うまく意識を転換して結婚出産後輩導に持っていける子もいますし、そのまま葛し続ける子もいますね。

テリー 例えば、上から「あなたはかわいいし、しゃべりもうまいんだから、営業で頑りなさい」なんて言われる場合もあるんじゃないですか。

田中 会社員ですから、基本的に辞令を断る選択肢はないです。それが納得できない場合は辞めるしかないですね。

テリー わァ、そういう時のお別れ会は大変だね。

田中 はい、人生のいろんな部分を見ることになりますね(笑)アナウンサーとして採用されることは非常に光栄なことではありますが、最終的に自身の首を絞めることもあるんです。

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