映画スター・ウォーズシリーズの生みの親であるジョージ・ルーカス監督が、自分ならエピソード7~9で何を描くつもりだったかを友人であるジェームズ・キャメロン監督との対談の中で明かした。ルーカス自身「多くのファンが嫌悪しただろう。『ファントム・メナス』と他の全てを嫌ったように」と認めているだけに、新3部作(エピソード1~3)否定は戦慄するであろう内容だ。

 ルーカスは、2012年に自身の映画製作会社ルーカスフィルム(『スター・ウォーズシリーズの権利を含む)をディズニーに売却。もともとエピソード7以降の案もあったが、「ファンのための作品にしたい」と考えていたディズニーと意見が合わず、自分が関わっても問題を起こすだけだとして『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』をはじめとした新作からは距離を置いている。

 同名テレビシリーズの手引書であるキャメロン監督の著書「James Cameron’s Story of Science Fiction」に掲載された彼とルーカスSF対談によると、そのもともとの3部作のアイデアとは「ミディロリアン」についての物語だったとのこと。ミディロリアンは『スター・ウォーズ エピソードI/ファントム・メナス』で言及された“全ての生命体の細胞内に存在している知的な共生微生物”で、ミディロリアンの数が多いとフォースの感知に優れているとされる。突然提示されたこの考え方はファンに受け入れられず、『ファントム・メナス』が毛嫌いされる大きな理由の一つとなっている。

 ルーカスは「『ファントム・メナス』でミディロリアンに言及すると、皆それを嫌った。だがわたしたちはボスじゃない。わたしたちの中に生態系があるんだ」と切り出すと、「(次の3作は)ミクロ世界を描くはずだった。この世界生物たちは々とは違う生き方をしていて、わたしは彼らをウィルス(Whills)と呼んでいる。そしてウィルスこそ実際に宇宙コントロールしているんだ」とコメントウィルスミディロリアンの関係については「当時わたしは、われわれはウィルスをするための乗り物にすぎないと言っていた。ミディロリアンパイプ役なんだ。ミディロリアンウィルスと交信することができる。つまりウィルスこそ、フォースなんだ」と説明した。

 ディズニーが手掛けた『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』及び『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』とは全く違う内容だが、ルーカスは「もし会社を売らなければ、この映画が作れたし、作っただろう。多くのファンは毛嫌いするだろうが、少なくとも初めから最後まで、この物語全体はられることになっただろう」とっている。(編集部・市川

幻のスター・ウォーズ3部作構想を明かしたジョージ・ルーカス監督 - Jason LaVeris / Getty Images