コロンビア対日本戦を前に「キャプ翼」の登場人物に例えて選手を紹介

 ロシアワールドカップは19日、コロンビア対日本戦が行われる。スペイン紙「マルカコロンビア版は、グループリーグ初戦を前に両チームの主要選手の特徴を人気サッカー漫画「キャプテン翼」のキャラクターに例えて紹介している。

 キャプテン翼は日本だけでなく世界各国でテレビアニメとして放送されており、コロンビアでは「スーペルカンペオーネス」のタイトルでサッカーファンに大人気だ。記事では、コロンビアの司令塔ハメス・ロドリゲスキャプテン翼の主人公である大空翼(コロンビアではオリバーアトム)に例え、「コロンビアのスターは他にいない」と説明。エースのラダメル・ファルカオは翼の相棒、岬太郎(トム・ミサキ)として、「翼の親友は実際にハメスの一番の仲間であるこの男だ」と写真を並べた。

 また、MFカルロスサンチェスはDF次藤洋(ビクトル・クリフォード)で、「ラ・ロカ(岩の意)はキャプテン翼の巨大DF以外には当てはまらない」と、そのディフェンス力を挙げた。MFマテウス・ウリベは松山光(アルマンド・カジャハン)で「アメリカ(メキシコ)のスターは富良野の俊足ボランチに似ている」、故障明けのMFアベルアギラールは“ガラスのエース”の言われた三杉淳アンディジョンソン)に重ね合わせて「チームのリーダーだ」と言及。DFクリスティアン・サパタは高杉真吾(ビクトル・デンバー)で「コロンビアのセンターバックのエキスパートは南葛(コロンビアでは二ウピ)ディフェンス陣のリーダーに似ている」と、南葛の砦と言われた男の名前を挙げた。


本田と香川は「東邦ゴールデンコンビ」

 さらに、GKダビド・オスピナは若林源三(ベンヒ・プリセ)で「代表GKは子供たちの誰もがなりたいと夢見るこの選手しかいない」。2列目の両サイドから攻撃を展開するMFフアン・クアドラードとMFホセ・イスキエルドは花輪兄弟(コリオット兄弟)に例え、「俊足、軽快で瓜二つ。サイドから攻撃する。クアドラードとイスキエルドは双子だ」。おまけとして登場したMFファン・キンテーロは石崎了(ブルース・ハーパー)で「プレーの特徴は似ていないが、獣のような身体能力の高さが似ている」と紹介した。

 また、日本ではMF本田圭佑とMF香川真司が登場。二人は「東邦ゴールデンコンビ」と呼ばれた日向小次郎スティーブ・ヒウガ)と沢田タケシラルフメロウ)に例えられており、本田は「ライバルチームのリーダー」と、日本の中心選手として警戒した。香川については「大空翼には岬太郎という相棒がいるように、日向小次郎には沢田という相棒がいる」と、本田の相方として触れられている。

 コロンビアの代表選手たちが子供だった頃からテレビで放送されていたキャプテン翼。世界中で人気のこのアニメのようなスーパープレーが飛び出せば、スタンドも熱く盛り上がりそうだ。


Football ZONE web編集部)

コロンビア対日本戦を前に、コロンビア紙が「キャプテン翼」の登場人物に例えて選手を紹介している【写真:Getty Images】