「ストロングスタイル」こそプロレスの王道と提唱し、その道を守り通してきた初代タイガーマスク・佐山サトルが認定する『原点回帰プロレス』の第3弾が7月3日(火)、後楽園ホールで開催される。

正式には『新間寿プロデュース 初代タイガーマスク 佐山サトル認定『原点回帰プロレス 第3弾~世界マスクマントーナメント開幕戦~』で、その対戦カードにはまさに“原点回帰”な魅力的なカードが揃った。

新間寿恒UWA海外国際部長

新間寿恒UWA海外国際部長

記者会見では新間寿氏の長男でもある新間寿恒UWA海外国際部長が、いきなりスーパー・タイガー(第13代レジェンド王者)対ドス・カラス Jr(メキシコ)という、優勝候補同士による出し惜しみしない対戦をマッチメークした。(試合順は未発表)

そのほかのカードも面白い。北米・南米系の選手でブラック・タイガーの意志を継ぐ選手イホ・デ・ブラック・タイガー(UWA)にはメキシコトスカーノを当て、ヨーロッパ系の選手のブラック・タイガー ジュニア(UWA)にはスーパーデストロイヤー アイン(国籍不明)が対峙する。また、3月29日後楽園ホールを満員にして行われた第2弾のメーンイベントに登場し、惜しくもスーパー・タイガータイガースープレックスホールドで一本負けしたドン・クロコダイルオーストラリア)が、スーパーデストロイヤー カイン(国籍不明)と対戦する。

このマスクマントーナメントは30分1本勝負で行われ、通常のフォール、ギブアップ、リングアウトによる決着のほか、対戦相手のマスクを故意に剥いだ場合はその場で反則負けとなる。時間切れ引き分けの場合も両者とも失格となる厳しいルールで行われるため、真剣勝負の一騎打ちが観られるのもファンには堪らないはず。どの対戦も正当な血筋を持った選手同士の戦いで、とりわけ「リアルプロレス」ファンには見逃せない大会となるだろう。

納谷幸男

納谷幸男

KAZMA SAKAMOTO

KAZMA SAKAMOTO

また、大鵬3世として将来を嘱望される大型レスラー、納谷幸男(リアルジャパンプロレス)も出場する、巨漢4人によるタッグマッチも行われる。納谷は河野真幸(WRESTLE-1)とチームを結成し、崔領二(プロレスリングLAND'S END)&KAZMA SAKAMOTO(フリー)と対戦する。

対戦相手のKAZUMAが「こんな素晴らしい大会に出られてとても光栄。(納谷)幸男君はすごくデカい選手ですが、デカい人とやるのは得意なので楽しみ。自分らしいプロレスを幸男くんに教えたいと思っている」と不敵に話せば、対する納谷は「SAKAMOTO選手も崔選手も河野選手も自分からしてみたら大先輩。この中で自分が試合をできるということがどれだけありがたいことか。どうやったら自分が戦えるかというのをしっかり考えて、全力でぶつかっていきたい」とルーキーらしい気持ちを前面に出したファイトを誓った。納谷はこの大会後、武者修行で海外に行く予定だ。

納谷の師匠である初代タイガーは「幸男は世界に羽ばたき、インターナショナルなレスリングができないといけない。相当な試練を上がっていかなければならないが、この試合でまた羽ばたける」と強者・巧者が揃うタッグマッチに納谷を加えたカードの意図を語った。

岩崎孝樹

岩崎孝樹

そのほか、佐藤光留(パンクラスMISSION)&岩崎孝樹(DNA)&ブラソ・デ・オロ ジュニアメキシコ)組対バイキンキッドメキシコ)&レイ・アンヘルメキシコ)&マスカラ・ディアブロメキシコ)組による6人タッグマッチ45分3本勝負も開催する。

マスクマントーナメント、巨漢4人のファイト、6人タッグマッチなど見どころは尽きない。大会プロデューサーである新間寿会長は「1日も早いカムバックを今年中に是非お願いしたい」と初代タイガーマスクのリング復帰を祈念。原点回帰プロレスの話題はこれからも注目だ。

【世界マスクマントーナメント開幕戦】(全4試合30分1本勝負)
・スーパー・タイガー(第13代レジェンド王者/リアルジャパンプロレス)対ドス・カラス ジュニアメキシコ
・イホ・デ・ブラック・タイガー(UWA)対トスカーノ(メキシコ
・ドン・クロコダイルオーストラリア)対スーパーデストロイヤー カイン(国籍不明)
・ブラック・タイガー ジュニア(UWA)対スーパーデストロイヤー アイン(国籍不明)

タッグマッチ 30分1本勝負】
河野 真幸(WRESTLE-1)&納谷幸男(リアルジャパンプロレス)対崔領二(プロレスリングLAND'S END)&KAZMA SAKAMOTO(フリー)

【6人タッグマッチ 45分3本勝負】
佐藤光留(パンクラスMISSION)&岩崎孝樹(DNA)&ブラソ・デ・オロ ジュニアメキシコ)対バイキンキッドメキシコ)&レイ・アンヘルメキシコ)&マスカラ・ディアブロメキシコ

【シングルマッチ 20分1本勝負】
間下隼人(リアルジャパンプロレス)対松本崇寿(リバーサルジム立川ALPHA)

6月6日(水)に全対戦カード発表会見が行われた