現地時間27日に行われたサッカーワールドカップロシア大会グループリーグF組第3節で、前回王者のドイツが韓国に0-2で敗れてグループリーグ敗退が決定した。中国メディア・今日頭条は28日、ドイツがW杯にまつわる2つのジンクスを打破できなかったと伝えた。

 紹介した1つ目のジンクスは、「メキシコがグループリーグで最初に戦った相手は、決勝トーナメントに進めない」というもの。記事は94年米国大会から14年ブラジル大会までのノルウェー、韓国、クロアチアイラン南アフリカカメルーンが、それぞれメキシコと初戦を戦ってきたが、いずれもグループリーグで敗退していることを指摘。そして、今大会でも初戦でメキシコに敗れたドイツが決勝トーナメントに進めず、このジンクスを7大会連続にまで継続させてしまったことを伝えた。

 逆に、メキシコは94年大会以降の初戦成績を6勝1分け(引き分けは10年南アフリカ大会の開幕戦で南アフリカと1-1)とし、初戦の無敗ジンクスを伸ばすとともに、7大会連続のベスト16進出を達成した。
 
 そして、もう1つは、「前回王者がグループリーグを突破できないジンクス」だ。98年フランス大会で優勝したフランスは02年の日韓大会で敗退、06年ドイツ大会優勝のイタリアは10年南アフリカ大会で敗退、この大会で優勝したスペインは14年ブラジル大会で敗退、そして、この大会で優勝したドイツが今大会で敗退と、過去5大会中4大会で前回王者が決勝トーナメントに進めないとう結果に終わったことを紹介している。

 記事は、韓国に敗れて失意の表情を浮かべながら宿舎に戻るドイツ代表の乗り込んだバスが、韓国・現代自動車製だったという「皮肉」を写真付きで紹介するとともに、「ドイツはどうしてこんなになってしまったのか。戦術か、選手か、コーチか、気持ちの問題か、それとも相手の問題か」と無残な敗退に対する疑問を投げかけた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

ジンクスを破れなかったドイツ代表、ものすごいジンクスを継続したメキシコ代表=中国メディア