関口宏(©ニュースサイトしらべぇ

1日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)で、サッカー日本代表が28日のポーランド戦で「時間稼ぎ」行ったことについて、司会の関口宏が「チームにイエローカードを出せないのか」と発言。

サッカーファンを中心に怒りの声が上がっている。

■張本勲氏は西野監督に喝

番組ではサッカー日本代表が28日にポーランド戦の試合終盤に攻撃せず、パスを回し「時間稼ぎ」に徹したことについて取り上げる。

それを聞いた張本勲氏は「まあサッカーファンとしては、ホッとしてますよ」とギョッとするコメント。そして、時間稼ぎに批判と擁護の声が上がっていることについて、「答えは出ませんわね」と一言。

そのうえで、同氏は西野朗監督の談話に喝を入れ、

「不本意だとかね、苦渋の選択とかいうことを言っちゃダメよ、監督は。私が指示しました、それだけでいい」

と一喝する。そして秋田豊も「(西野監督が)コロンビアセネガルの力関係を分析してそういうサッカーをした」と解説した。

■関口宏が異論

ところが司会の関口宏は納得できなかったようで、

「決勝トーナメントに行くことが目的であるならこの選択は間違いではなかったって意見は多いけど、見てるほうはつまらんわね」

と苦言。張本勲氏は、

「どっちも正しいと思います。間違っていないですよ。両方、言い分がありますから。ただ、スポーツは『しかし』、は困るんだよね。勝ったけども『しかし』、負けたけども『しかし』、は困るんですよ」

とし、戦術について理解を示す。しかし関口は

「例えば審判がチームに対するイエローカードは出せないのか。そういうのやって、だって(時間稼ぎ)無駄じゃないですか。イエローカードでも出せばいいんだよね」

と納得していないような口ぶりを見せた。仮にチームのイエローカードが存在すれば、当然ながら日本は決勝トーナメントに進出できなかった可能性が高い。

チームへのイエローカードは「攻めている、攻めていない」の判断が難しく、審判の裁量に任されるだけに、混乱が予想される。現実的には無理だろう。

■関口に批判の声

西野監督の指示した「時間稼ぎ」については、一部スポーツ紙などから「規範を守らぬ愚策」「攻めるべき」など、厳しい批判が浴びせられている。

その一方で、岡田武史元代表監督など、スポーツ関係者からは「当然の策」という声があり、意見が二分していた。それだけに張本氏の見解が注目されていたが、それはなんと「どっちも正しい」というもの。

炎上の多い張本氏にしては珍しくどちらの意見にも配慮したものだっただけに、ネット民からは「珍しくいいこと言ってる」「まともな解説」など、驚きの声が。

その一方で、「チームにイエローカードを出せ」とまるで日本の決勝トーナメント進出について疑問視するような発言をした関口宏には、批判の声が噴出している。

■関口宏に「老害」の指摘

張本勲氏の陰に隠れているが、『サンデーモーニング』では関口宏の政治思想やスポーツに関する考え方についても「老害」との指摘がある。

ちなみにしらべぇ編集部が全国の20~40代の会社員男女に「会社に老害がいてやめてほしいと思っている人がいるか」聞いた調査では、各世代で2割から3割が「職場に老害がいてやめて欲しいと思っている」と回答。

(©ニュースサイトしらべぇ

サンデーモーニング』はその報道姿勢が「偏っている」との指摘があり、中心的な役割を果たす関口宏についても毎回多くの批判がSNSに投稿されている。「司会を辞めてほしい」と考えている人も多い。

日本チームの前に、自分に出されている多くのイエローカードに目を向けるべきかもしれない。

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(文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治

【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」 調査期間:2016年7月22日~2016年7月25日
対象:全国20~60代の会社員男女480名(有効回答数)

関口宏、「チームにイエローカード出せばいい」発言 「日本の敗退を望んでる」と炎上