中国メディア・今日頭条は5日、「韓国代表メンバーは空港で生卵を投げられた、では日本代表メンバーはどのような扱いを受けたか」とする記事を掲載した。

 記事は「今回のサッカーワールドカップで韓国代表はグループリーグ2連敗したものの、3戦目で前回王者のドイツに2-0で勝利し、歴史の1ページを刻んだ。選手たちが帰国した際には本来、花束や拍手で出迎えられるべきだったが、一部サポーターが選手に向かって生卵や雨傘、枕などを投げつけるという予想外のハプニングが起きた。これらのサポーターは韓国のサッカー協会やグループリーグ敗退に対して大きな不満を持っていたとのことだ」とした。

 そして、「4年前のW杯でも韓国は16強入りできなかったが、帰国時にこのような仕打ちを受けることはなかった。韓国の監督はその後、一部サポーターは02年日韓W杯のような歴史的な結果を望んでいたようだと語っているが、その希望は明らかに身の程知らずだ」と評している。

 その一方で、アジア勢で唯一決勝トーナメントに進出し、ベルギー戦で惜しくも敗れた日本代表について「5日に帰国して選手たちが飛行機から降りてくると、サポーターやメディア関係者約1000人の熱烈な歓迎を受けた。その場面は実に壮観で、みんな心から自国の英雄の帰還を歓迎しているようだった」と伝えた。

 記事は、「自分たちのチームを支えてくれるこういうサポーターがいれば、チームも強くなっていくものだ。中国のサッカーの現状はダメだが、わが中国には最高のサポーターたちがいる」としたうえで、中国のネットユーザーから「これがもし中国だったら、空港に何十万人もの人がヒーローを迎えに来たことだろう」、「きっと空港が人でいっぱいになるね。ただ、生きているうちに実現するかは分からないが」、「飛行機が着陸する場所すらないかもね」といった感想を残したことを併せて紹介している。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

帰国した空港で生卵を投げつけられた韓国代表、大歓迎を受けた日本代表=中国メディア