神奈川県警多摩署は7月8日川崎市読売ジャイアンツ球場(川崎市)のロッカールームから選手のユニホームを盗んだとして、窃盗容疑で元巨人の柿沢貴裕容疑者(23)を逮捕した。

スポニチが報じたところによると、阿部慎之助捕手や菅野智之投手といった人気選手の道具など約110点を盗み出して売却。約100万円を手に入れた。「生活に困窮していた」と供述しているという。(文:宮西瀬名)

球団「ファンの皆様を失望させることとなり、深くお詫び申し上げます」

東京ドームの観客席

ここ最近、巨人の選手の問題行動が目立っている。先月も、篠原慎平投手と河野元貴捕手が東京都内の飲食店で知人らと飲食していた際、篠原投手が裸になり、その様子を河野捕手が動画撮影。その様子をインスタグラム上に、フォロワー限定で数時間アップし、問題になったばかりだ。

昨年7月には、山口俊投手が泥酔状態で、警備員に暴行を加えたとし、書類送検された。2015年には、当時の現役選手数人が野球賭博に関与が発覚。球界だけでなく世間に大きな衝撃を与えた。

今回の騒動を受け、球団は「ファンの皆様を失望させることとなり、深くお詫び申し上げます。今後、このようなことがないよう再発防止に取り組んでまいります」とコメント。ただ、巨人選手の度重なる不祥事ツイッター上では「巨人は紳士たれはどこに行った」などと失笑が漏れている。

お金があるはずなのに金銭トラブルを起こすプロ野球選手

また、柿沢容疑者は生活費に困窮していたらしく、消費者金融からの借金を繰り返していたという。

一般的には、「プロ野球選手=お金持ち」と考える人は多いが、プロ野球選手の金銭トラブルは少なくない。元千葉ロッテマリーンズの大嶺翔太氏は先月、金銭トラブルを抱え、球団にも影響が及んだとし、現役引退を決意。シーズン途中での突然の引退劇に、多くの野球ファンを驚かせた。他にも、かつて中日や横浜、西武で活躍し、"がに股打法"で人気を集めた種田仁氏は、現役引退後にギャンブルなどが原因で自己破産をしている。

プロ野球では18歳で契約金として数千万円もらう選手は少なくなく、そこで金銭感覚が狂ってしまうケースはありそうだ。また、"プロ野球選手"という羨望の眼差しから、派手に浪費してしまう選手も多いのではないだろうか。

野球人気が落ちたと言われて久しいが、それでもプロ野球選手に憧れている子ども達は多い。これ以上、グラウンド外での失態を招かないためにも、NPB(日本野球連盟)や各球団には、選手へのコンプライアンスやお金に関する指導を徹底してほしい。