7月18日にリリースされるレキシ初の両A面シングル「S & G」から、フジテレビ系TVアニメ『ゲゲゲの鬼太郎』エンディングに起用されている「GET A NOTE」(読み:ゲタノオト)のミュージックビデオが公開された。

今回のミュージックビデオのテーマは“下駄”。下駄の性別を見極める下駄鑑定人が、偶然2足の伝説の下駄を発見。その下駄から木霊する音にそれぞれ耳をすますと、かの牛若丸と弁慶が……。華麗に舞う牛若丸。剛健な出で立ちで圧倒する弁慶。そして両者はあの伝説の戦いを繰り広げるが、その結末は何処となるか。そんな緊迫したストーリーを、レキシが初の一人二役で牛若丸と弁慶を熱演している。

撮影は、夏晴れの都内某所のスタジオで行われ、まずは牛若丸のシーンからスタート。トレードマークのアフロヘアを畳み、象徴的なポニーテールカツラ、顔は白塗りマロ眉に気高そうな衣装に身を包むと幼名牛若丸を見事に再現していざ撮影へ。事前のリハーサルも全くない中、その場で監督の古地図見太郎(ZUMI)から演技指導を受けると、自前の日舞シーンや、全身黒タイツに身を包んだ黒子たちによる手作りCG風のアクションシーンなどを撮影。順調に牛若丸のシーンを撮り終えると、次は一変して弁慶スタイルに変身。勇ましい目張りに頭巾、手には薙刀を携え、弁慶のターンがスタート。歌舞伎役者さながらの力強いキメ顔と風格に即興であることも忘れ、<あいつの下駄の音がしたんだ>と牛若丸と弁慶が交差していくシーンなどの撮影を重ね、一人二役の熱演は10時間近くも及び無事に全シーンを撮り終えたという。これまでのミュージックビデオ撮影はほぼ一発撮りで行われることが多いレキシだが、撮影時間の長さも記録を更新することになったそうだ。

無事完成した「GET A NOTE」のミュージックビデオだが、YouTubeには、今回リリースするシングルの最新ビジュアルの一つでもある“目玉のおやじ”の貴重なオフショットシーンをインサートした映像をYouTubeバージョンとして公開。先日開設された「S &G」特設サイトでは、オフショットシーンなしのフルバージョンが公開されている。

 

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