時をかける少女』(06)、『サマーウォーズ』(09)の細田守が、『バケモノの子』(15)以来3年ぶりに監督する『未来のミライ』が、いよいよ7月20日(金)より公開される。細田のオリジナル脚本で展開する本作の主人公は、都会の片隅にある小さな家で暮らす、甘えん坊な4歳の男の子“くんちゃん”。

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生まれたばかりの妹に戸惑っていた彼の前に、未来からやってきた妹・ミライちゃんが現れることから始まる小さなくんちゃんの冒険を、上白石萌歌黒木華をはじめ、星野源、麻生久美子、吉原光夫、宮崎美子役所広司福山雅治ら豪華声優キャストの熱演とともに描きだす。このたび映画の公開を記念し、7月12日に上白石、黒木、星野、細田監督が来阪、親子試写会の舞台挨拶に登壇した。

本イベントには映画のテーマでもある家族にちなんで関西の親子800名が参加し、キャストや監督が登壇すると温かい拍手で包まれた。各キャストが「夏休みに朝6時に起きてラジオ体操に行くのが日課でした。今でも行きたい」(上白石)、「公園で花火をしていたら半ズボンの隙間から花火の灰が中に入って股間を火傷したことがあります(笑)皆さんは真似をしないように!」(星野)など、自分の子供のころの夏休みのエピソードを披露すると、会場からは驚きのリアクションが。

子供たちからの質問コーナーでは、細田の熱烈なファンという女の子からファンレターが直接手渡しされ、温かい雰囲気に会場が包まれた。また「隣のクラスに気になる子がいるのだけど、どうしたらうまく行きますか?」という可愛らしい恋の悩みに対して、上白石は「私も小学生のころ隣のクラスに好きな子がいて手紙を渡したことがあるので、手紙を書いてみては」と自身の体験に基づくアドバイスをする一幕も。

「星野さんはどうして結婚しないのですか?」という直球に対して星野が「したいです!相手を探してください」と返すと、会場の女の子から「好きです、結婚してください!」というまさかのプロポーズが飛び出す。星野は「まさか結婚相手が現れるとは」とびっくりしながらも「よろしくお願いします!」とまんざらでもない様子を見せた。

最後の挨拶では、細田が「とても楽しい時間をありがとうございました。この会場にいる子供たちの笑顔を見ていると3年間かけてアニメーションを作ってきて良かった。そんなに長くない映画なので、最後まで楽しめると思います。是非楽しんでください」と結び、大盛況のうちに舞台挨拶は終了した。

山下達郎による主題歌シングル「ミライのテーマ/うたのきしゃ」も11日に発売され、公開までの1週間で更なる盛り上がりが期待される本作。この夏を彩る、素敵なミライがまもなくやってくる!(Movie Walker・文/編集部)

『未来のミライ』が大阪を席捲!