マウリツィオ・サッリ氏の新指揮官就任が秒読み段階に入っているチェルシーが、今夏の移籍市場における補強に本格着手するようだ。イギリスメディア『スカイスポーツ』が12日に報じている。

 同メディアによると、チェルシーアントニオ・コンテ監督の退任が決定的となり、2017-18シーズンまでナポリの指揮を執っていたサッリ氏が就任する見通しとなっている。近日中にも正式発表を迎える模様で、新体制で2018-19シーズンへの準備を進めていくこととなる。

 そして同メディアは、チェルシーが今夏の移籍市場で獲得を狙っている3選手を列挙。一時はマンチェスター・C加入が決定的とみられていたナポリイタリア代表MFジョルジーニョをはじめ、2018 FIFAワールドカップ ロシアで大活躍を見せたCSKAモスクワロシア代表MFアレクサンドル・ゴロヴィン、そしてユヴェントスイタリア代表DFダニエレ・ルガーニの名が挙げられている。

 以前から報じられているように、ジョルジーニョはマンチェスター・Cも獲得を狙っており、ゴロヴィンはロシアW杯開幕前からユヴェントス移籍の可能性を伝えられていた。争奪戦は避けられないとみられるが、チェルシーは交渉をまとめることができるだろうか。

 またルガーニについては、先月13日付のイタリアメディア『Sportitalia』がチェルシー移籍の可能性を伝えた。同選手はエンポリ所属時にサッリ監督の指導を受け、中心選手として活躍。指揮官は能力を高く評価しており、新天地獲得を望んでいるようだ。

 果たしてチェルシーは新シーズンに向けてどのようなラインナップを揃えることとなるだろうか。

チェルシーの補強候補と報じられたジョルジーニョ、ルガーニ、ゴロヴィン(左から) [写真]=Getty Images