災害時、水道管の老朽化で「断水」のおそれがある!

大阪北部地震に衝撃が走った6月。ニュースには、水を求めてボトルを抱え、何時間も並ぶ長蛇の列に、不安をかきたてられた方も多いと思います。

断水世帯は、大阪府高槻市箕面市などで約9万戸を超え、その原因の多くは、老朽化による水道管の破裂事故。厚生労働省の調査(2017年3月)では、40年の耐用年数を10年以上超える老朽の水道管は、大阪府が29.3%で都道府県ワーストNo.1でした。

財政難などを理由に修繕更新が十分に進んでいないのが現状とのことです。愛知県16.6%、東京都13.5%。なぜに…なぜに…「命の根幹」が財政という壁でおざなりにされるのか…不思議でなりません。

災害時は水も売り切れ、夏は給水所と家の往復も大変

水道が止まる!水の備蓄が足りない!慌てて買いに走っても、コンビニスーパーもあっという間に、水は売り切れになります。おのずと、 水の補給所に、毎日何回も通うはめになります。

充分に水を入れる容器がなく、台車もなく、炎天下の中に並んで耐え、ましてやマンションのエレベーターが使えない!となると、家族が多い方や足腰に自信がない方には、辛い厳しい現実が迫ります。

猛暑の夏は、まさに死活問題!国や避難所に頼るのではなく、「自宅での水の確保」をイマから整えてゆく! さぁ、一緒に準備しましょう。

脱水や熱中症が心配な夏 1日3L×10日分=30Lを!

1日に必要な飲料水は、年齢・体重・性別によっても異なりますが、一般的には1日2Lが目安です。そして日頃は、食事から1Lほどの水分を摂取しています。

でも、災害時は食事からの水分が限られ、飲み水で補う必要があります。さらに猛暑の夏は、発汗も多く、脱水や熱中症を避けるためにも、やはり一人1日3L。私としてはある程度余裕をもって10日分=30L +生活用水の確保を目指したいところです。

飲料水の購入「ウォーターサーバー」と「ペットボトル」

1.ウォーターサーバー

最近はウォータサーバーを利用している家庭が増えてきました。これは10L前後のタンクを定期的に運んでくれるので大変便利です。ただし、停電時は、雑菌の繁殖を考慮して早めに飲み切りましょう。

2.最長15年保存のペットボトル飲料水

一般のペットボトル飲料水は、1-2年が賞味期限ですから、期限が近づくタイミングで飲んでは補充するという形で 備蓄を循環させていく方法が、リーズナブルで日常的です。そのほか、5年、7年、15年など、長期保存の水も出回っています。ライフスタイルにあわせて選んでみましょう。

水の置き場所・収納 工夫すれば目立たず大量に保存できる

1. 隙間の収納を活用

「そんなにたくさんの水を 、部屋の中に置くところがない…」という声をよく聞きます。実は、部屋のいたるところに隙間があります。「押れやクローゼットの奥・隅、 ベッドの脇・下、ソファーの裏・下、デスクの下」などの隙間を活用して保存しましょう。

2.普段は使わないペットボトルの段ボールが見えるとカッコ悪い!

段ボールが見えて、見栄えが気になるときは、100均ショップにある、おしゃれな柄の「リメイクシート」を見える部分だけにでも貼って、ひと手間かけてはいかがでしょう。英字新聞やフレンテイストもあって、センスよく保存できます。

水道から汲み置きする場合の注意

・「蛇口から」直接に注ぐ!
「浄水器」を通すと、塩素が除去され消毒効果が薄れる場合があります。

・満タンまでいっぱいに入れる!
清潔でフタができる容器に入れ、できるだけ空気に触れないよう、口元までいっぱいに入れます。

・直射日光を避け涼しい場所に保管
日に当たりると、塩素がうすまってきます。

・飲料水用は、常温で3日間。それ以降は、洗面などの生活用水に使いましょう。

災害時給水ステーション(給水できる場所)を再チェックしましょう!

自宅やオフィスのそばで、どこに行けば給水できるか、事前にチェックしましょう。シミュレーションとして、例えば、2Lペットボトルを4本=約8kgを リュックバックに入れて、運ぶ重さの労力を 試しながら、事前に歩いてみると良いと思います。

※水を汲める容器、台車の確保も忘れずに準備しましょう。
※市販には、水を貯めて運べる キャスター付きのリュックがあります。
※「近くにある!」と思っていても、工事などで使用停止の場合 があります。今一度、再確認ください。例えば、東京都は、下記が最新の災害時給水ステーション一覧です。

参照:東京都水道局 災害時給水ステーション一覧
https://www.waterworks.metro.tokyo.jp/kurashi/shinsai/ichiran.html

おにぎり1個分【ゼリー飲料】 で水分&栄養エネルギー補給!

最後に、夏場におすすめのベストアイテムな備蓄食品があります。

【ゼリー飲料】 効果効能メリット5つ

  • 1.のど越しもよく、すぐに食べることができます。
  • 2.水分と栄養補給+エネルギー補給が一度にできます!
  • 3.乳幼児からシニアまで、食事がままならない方も召し上がれます。
  • 4.常温、冷蔵庫、冷凍庫どこにでも保管できます。
  • 5.冷蔵庫、冷凍庫に入れておけば、打ち身やねんざの時にも使えそうです。

購入の際のご注意 製品によってカロリーが5倍以上もちがう!

ゼリー飲料は、製品によってカロリーが異なります。購入時には必ず、カロリー表示を確認ください。低いと35cal以下でダイエット食になってしまいます。災害食用には、180cal以上の高カロリーを選んで購入ください。体の水分が不足すると、めまいや吐き気、筋けいれん、脳梗塞心筋梗塞など、健康障害の要因にもなります。「水の備えあれば憂いなし!」です。この夏を安心に過ごしましょうネ。

(橘田 えみ/整理収納コンサルタント・防災備蓄1級プランナー)

夏の災害備蓄!飲み水30L+栄養補給(ゼリー飲料)で猛暑の断水対策を