“おっさん”同士の純愛を描き、一大ブームを巻き起こしたドラマおっさんずラブ」。放送が終了した直後からSNSなどでは、いわゆる“おっさんずロス”に陥った熱狂的なファンも数多く見受けられた。そんな海外でもファンを生んだ本作の脚本を担当したのが、今や映画やドラマで大活躍の徳尾浩司だ。注目株の脚本家が参加している作品を紹介する。

 6月に最終回を迎えた「おっさんずラブ」は、早くもネットでは続編や映画化を期待する声が上がっているほか、主演を務めた田中圭の写真集など関連書籍がことごとく重版出来となる社会現象ともなっている。その脚本を担当した徳尾は、今年はほかにも吉岡里帆が連続ドラマ初主演を果たした「きみが心に棲みついた」(TBS系)を手掛けるなど、その活躍は著しい。

 そんな徳尾が脚本を手掛けた待機作としては、土屋太鳳が主演するドラマ「チア☆ダン」(TBS系、7月~)、志尊淳主演の映画『走れ!T校バスケット部』(11月3日公開)、私立恵比寿中学主演の短編ドラマ「君は放課後、宙を飛ぶ」(ひかりTV/dTV、8月~)がある。いずれも高校生たちの部活動を題材に、爽やかな青春群像劇が描き出される。

 「チア☆ダン」は、土屋ふんする主人公を中心に、夢に向かってチアダンスに打ち込む弱小チアリーダー部のメンバーの奮闘を描く物語。ドラマの数年前が舞台となっている映画『チア☆ダン ~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』で主演を務めた広瀬すずも出演するほか、石井杏奈、佐久間由衣、山本舞香朝比奈彩、大友花恋、箭内夢菜、志田彩良、福地桃子ほか若手女優が多数出演。実際にUSA大会ソングリーディング部門での優勝経験をもつ小倉優香も参戦する。

(C) 2018「走れ!T校バスケット部」製作委員会

 また、『走れ!T校バスケット部』は、主人公の田所陽一(志尊)が転校先の弱小バスケ部で勝利を目指して奮闘するという話。こちらも佐野勇斗、戸塚純貴、佐藤寛太、鈴木勝大、西銘駿、早見あかり、そして友情出演千葉雄大竹内涼真といった豪華なメンツが顔を揃える。監督を務めるのは、映画『今日、恋をはじめます』(2012)、『青夏 きみに恋した30日』(8月1日公開)など青春恋愛映画を得意とする古澤健。

 一方、私立恵比寿中学メンバーが主演を務める「君は放課後、宙を飛ぶ」は、文科系の部活が登場。天文部員の女子高校生主人公に、学校の屋上に突き刺さったUFOを発見したことから始まる物語が描かれる。12分のショートドラマが全12話で構成されており、石原壮馬や都丸紗也華らも出演する。

 もともと劇団・とくお組の主宰として活動していた徳尾だが、2014年頃からテレビドラマでも活躍が目立ち始め、その年は瀬戸康史主演の「ロストデイズ」、伊藤淳史と真野恵里菜が共演した「理系の人々」で脚本を担当。2015年には「脱線刑事」「婚活刑事」「ドS刑事」と刑事ものが続き、2016年の年末に単発ドラマとして「おっさんずラブ」が放送されたことで注目された。2017年には、小松菜奈と山本耕史が出演した「スリル!~赤の章・黒の章~」、山崎育三郎と高梨臨が共演した「あいの結婚相談所」などを手掛けている。

 アイドル出演作も多く、2016年には欅坂46主演の「徳山大五郎を誰が殺したか?」、秋元康原作で島崎遥香が主演を務めた「警視庁 ナシゴレン課」、2017年には、宮脇咲良松井珠理奈AKB48メンバーが出演した「豆腐プロレス」を手掛けている。(編集部・大内啓輔)

金曜ドラマ「チア☆ダン」ビジュアル