アウクスブルクからデュッセルドルフレンタル移籍で加入していた日本代表FW宇佐美貴史の獲得に、ケルンが関心を示している可能性があるようだ。ケルンの地元紙『エクスプレス』の報道を引用し、ドイツ誌『Kicker』日本語版が17日に報じている。

 報道によると、ケルンがトレーニングキャンプを行っているオーストリアのキッツビューエル、宿泊中のホテルにて、アウクスブルクのマネージャーを務めるシュテファン・ロイター氏とケルンで同職を務めるアルミンフェー氏が約1時間半に渡って意見交換を行っていたという。内容については定かではないものの、『エクスプレス』は以前にフェー氏が補強へ動くことを示唆していたことなどを指摘したうえで、「アウクスブルクには興味深いウインガーがいる」と記載。補強候補として宇佐美の名前を挙げている。

 宇佐美は2017-18シーズン、出場機会を求めてブンデスリーガ2部のデュッセルドルフレンタル移籍で加入。28試合に出場して8得点3アシストを記録した。同じくヘルタ・ベルリンから加入した日本代表FW原口元気2018-19シーズンからはハノーファープレー)とともに活躍を見せ、2部優勝と1部昇格に貢献した。

 2017-18シーズンの活躍を受け、デュッセルドルフ宇佐美を完全移籍で獲得する方向で可能性を模索。しかし、アウクスブルクと移籍金で折り合いがつかず、最近では代案として柏レイソルFW伊東純也も補強ターゲットとして報じられている。

 そして今回、宇佐美の移籍先候補としてケルンが浮上した。同クラブは2018-19シーズン、ブンデスリーガ2部で戦う。1年での1部復帰を目指し、補強ポイントの一つであるウイングのポジションに宇佐美の名前が挙がることとなったようだ。

 果たして、宇佐美はどのクラブでプレーすることとなるのだろうか。

ロシアW杯では2試合に出場した宇佐美貴史 [写真]=Getty Images