(©ぱくたそ)

2018年の夏は暑すぎだ。全国の観測地点の約2割・206地点で最高気温35℃を超える猛暑日を記録、熱中症で病院に運ばれる人も続出している。

そんな状況下で、気温40℃を超える岐阜県多治見市の「公立小学校のエアコン設置率0%」が調査により発覚。19日放送『5時に夢中!』(TOKYO MX)で同話題に言及した。

■気温40度超えてもエアコン無し

3年に1度、文部科学省は公立小中学校を対象に「エアコン設置率」を調査しており、1998年はわずか3.8%だったが最新の2017年では約半数の49.6%まで上昇。日本の温暖化を顕著に示す結果となっている。

東京都では27,118室のうち27,116室、99.9%の教室にエアコンが備え付けられているものの、地域によってその格差は大きい。夕刊フジでは、気温40度を超える日もある岐阜県多治見市の公立小学校に触れる。

記事によると多治見市の公立小はエアコンの設置率0%。多治見市の担当者は「冷えたところと暑いところの出入りによって体調を崩すことがある」と理由を説明しているという。

「こまめな水分補給」と「日中は室内で過ごす」など対策を講じるのがやっと。「全室に冷房設備を整えるのは難しい」という現実的な問題が語られた。

■岩井志麻子らも苦言

作家・岩井志麻子(53)は「昔は平気だったが、今はエアコンがなかったら死んじゃう。すべての教室にエアコンをつけるのは難しいけど、せめて扇風機でも持ち込めないのか…」と現在の温暖化事情を踏まえて本音を吐露。

新潮社出版部部長・中瀬ゆかり(54)は、「命に関わることもある。自治体で難しいなら国で補助などできないのか」と苦言を呈した。

■公立高校は7割設置も…

公立高校では7割近くがエアコンを設置しているが、小中学校までは手が回っていない状況だ。視聴者からもさまざまな意見が寄せられている。

■一刻も早い対策を

しらべぇ編集部で全国20~60代の男女1,376人を対象に調査したところ、4割近くが「夏の暑さで具合が悪くなった経験あり」と回答している。

熱中症(©ニュースサイトしらべぇ

「幼いころからエアコンに慣れると暑さ寒さに弱くなる。必要ない」と主張する年配者も少なくないが、もはや根性などの精神論で耐えられる暑さではなく、我慢して体調を崩しては意味がない。

実際、多治見市の公立小学校の中には暑さによる体調不良者が続出、18日、19日には一部で午後の授業を中止するなど、暑さによる弊害は計り知れない。

中瀬は「教育環境はどんな場所であっても快適であってほしい」と心情を明かしたが、その言葉通り、一刻も早い対策が必要だろう。

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(文/しらべぇ編集部・サバマサシ

【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」 調査期間:2016年7月22日〜2016年7月25日
対象:全国20代〜60代の男女1,376名に調査(有効回答数)

気温40℃超の岐阜県多治見市 「公立小のエアコン設置率0%」に驚きの声