日本書籍出版協会など出版9団体で構成する出版広報センターは1日、漫画などを違法に公開する海賊版サイトを利用しないよう呼びかけるキャンペーンを開始した。

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「STOP!海賊版」特設サイトでは、師岡とおる氏による漫画で海賊版サイトが創造のサイクルに大きな被害をもたらしていることを紹介。漫画家は売上が減り生活できなくなり、夢や希望がない業界には作家が集まらないため新たな才能は育たず、漫画が売れなくなった書店は経営危機に陥る。このようにサイクルが崩壊した結果、面白い漫画がなくなり読者も損をするとしている。出版各社は、「みなさんに愛され、育てていただいたマンガ文化を永続させるためにも、違法な海賊版サイトを利用したり広めたりしないよう、読者のみなさまのご協力をお願いいたします」と呼びかけている。


また、海賊版による被害額や典型例も公開。4年前の調査では、国内の被害額は500億円、アメリカでの被害額は1兆3000億円に上るという。別の調査によると、日本最大級の出版海賊グループはるか夢の址」による被害額は731億円、漫画村は3200億円もの被害をもたらした。海賊版の種類としては、漫画村をはじめとした「オンラインリーディンサイト」、ダウンロード先に誘導する「リーチサイト」、紙芝居的に見せる「動画投稿サイト」、「ネタバレサイト」「P2P」「詐欺サイト」を紹介し、利用しないよう呼びかけている。

「STOP! 海賊版」キャンペーン