危険な暑さが続く中、東京ビッグサイトでは「コミックマーケット94C94)」の開催を8月10日に控えている。コミックマーケット準備会は1日、最新の「救護室のDr.Pによる熱中症対策講座(C94版)」を公開。参加者に注意を呼びかけている。

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コミックマーケットは、来場者が3日間で50万人を超えるほどの大規模な同人誌即売会。屋内でも混雑による人の熱気で暑く、列に並んだりコスプレに参加するなどで屋外に出ることも多い。コミックマーケット準備会では、厳しい暑さで2013年に発生したという“コミケ雲”の再来も懸念されるとして、最新の熱中症対策をWebサイトとカタログに掲載した。


熱中症対策講座」では、過去のデータから気温が高いほど熱中症の発症率が高いことや、意外にも20代の若い人の熱中症が多いことを紹介した上、チェックリストを公開。まず、事前の準備として、「4〜5日前から身体を暑さに慣れさせる(数十分の散歩)」ことを推奨している。当日は、「朝食はしっかり摂る」「朝起きたら水を飲む(500mlペットボトル半分程)」「定期的に水分を取る(30分から1時間おき)」と、こまめな水分補給を求めている。また、待機列などでは入手できないため、「必ず水分を持参する」「発汗対策に塩分も持参する」と事前に用意するよう求めている。


服装については、「風通しの良い服、つばの広い帽子を着用」し、日焼け止めや紫外線対策も行うことが重要。このほかにも、「いつも飲んでる薬を飲み忘れない!」「気分が悪くなったら出来るだけはやく周りの人やスタッフに助けを求めて!」と呼びかけ、コスプレ参加者に向けては、全身の着ぐるみやレザースーツなどは熱がこもり危険な場合があるとして注意を促している。

画像はコミックマーケット準備会Twitterより