2020年東京五輪パラリンピック組織委員会の森喜朗会長らがの時間を繰り上げるサマータイム時間)の導入をめている問題で、「命を守るために、サマータイムを導入しないで!」と、強い言葉で反対のがあがっている。

をあげているのは、睡眠リズムの患者らでつくるNPO法人「睡眠リズム患者会『R&S』」。サマータイム導入で、心筋梗塞をはじめとする致死的な健康リスクが高まると摘。「誤った政策は簡単に大量の人を殺しうる」などとして、導入中止をめる署名を始めた。

ロシアではサマータイム移行時に救急車出動回数や心筋梗塞患者が増える

サマータイムをめぐっては、導入の機運が高まっては立ち消えになってきた。立ち消えになった理由の一つが健康をめぐる問題だ。例えば導入の機運が高まった08年、日本睡眠学会は反対する明を発表している。サマータイム導入で起きになる一方で「寝」にはなりにくく、睡眠時間が短くなって健康が起きる、という理由だ。同学会が12年に発表した小冊子でも、ロシアでは

時間への移行時に救急車の出動回数が増え、検の結果、心筋梗塞患者が増加」
時間が始まるには心筋梗塞が増え、時間が終わるには心筋梗塞は減る」

ことが明らかになったことを摘している。

患者団体が2018年8月9日キャンペーンサイトchange.org」で始めた署名の呼びかけでは、こういった健康リスクに加えて、

「体内時計がもともとになっている『少年の若者』と『睡眠リズム』の患者などもサマータイムの被を強く受けます」

ともサマータイムで人命が失われることを訴えた。

サマータイムの導入で、心筋梗塞脳梗塞自殺過労死など、千~万単位の死者が出てしまう可性があります。誤った政策は簡単に大量の人を殺しうるのです」

「経済効果」研究のエコノミストも「サマータイムより...」

サマータイム導入で経済効果を見込めるとするマクロ経済分析レポートですら、健康リスクには警鐘を鳴らしている。第一生命経済研究所の永・首席エコノミスト8月8日に発表したレポートでは、サマータイムによる娯楽・レジャー・外食等への出費増を通じて約7532億円の経済効果が生まれるとすると試算している。それでも、この経済効果には(1)く帰宅して自宅や娯楽施設で電気を使用するなどでエネルギー節約効果が削減される(2)人体の体内時計が狂うことで睡眠不足になり、労働者の生産性が低下する可性もある、といった条件つき。結論は

東京五輪に向けた暑さ対策が的なのであれば、効果が不透明でシステム等のトラブルリスクの伴うサマータイムを導入するよりも、競技時間の変更等で対応するほうが民の理解を得やすいものと思われる」

といったもので、氏の提言には否定的だ。

キャンペーンサイト「change.org」でも、サマータイム導入に反対する署名が始まった