’99年に匿名掲示板サイト2ちゃんねる」が開設して以降、この20年で匿名インターネット投稿できるサイトは枚挙に暇がない。

 代表的なものといえばYahoo!ニュースにおけるコメント欄(一部媒体によってはコメント不可)や、Amazonや食べログをはじめとしたレビューサイト、そしてTwitterなどのSNS匿名で利用している人は多い。しかし、もが簡単に投稿ができてしまうだけに、リテラシーデリカシーを疑うコメントも散見されるのも確かだ。

 そのコメントのなかには、脊髄反射で「うわ!気持ち悪い!」と思ってしまうようなものも……。リアル居酒屋などでっていたら、とてもじゃないが「友達にはなりたくない」と感じてしまうものが多い。そこで、以下にサイトで顕著だと思われる“痛い”コメントの特徴を挙げてみた。(※日刊SPA!編集部の独断と偏見で判断しております。ご容赦ください。)

◆1.「自分語り」が多い

 これはレビューサイトによく見られる特徴だ。例えば、都内某所にあるラーメン店のレビュー

ほのかに香る煮干しだしのいい匂い……。そういえば、別の煮干しラーメン店には当時付き合ってた彼女と行ったんだっけ……美人だったんですが、とは食の趣味が合わずお別れすることに(^^;;」

 レビューサイトはその店の商品に対する評価をする場所であって、自分の過去を交えてポエミックに作文を披露する場所ではない。結局、そういうコメントを書く人たちは純に食のレポートをしたいわけではなく、自分の承認欲求を満たしたいだけなのだろう。ほかにもアイドルライブDVDレビューにて。

「◯◯(別のアイドルグループ名)から乗り換えファン歴5年ですが……」。

 ライブDVD、さらにはアイドルの素らしさを伝えたいのもかもしれないが、読む者には「お前ファン歴なんて聞いてねぇよ!」と思わせてしまう書き込みと言えるだろう。

◆2.必死に「どうでもいいアピール

 よくYahoo!ニュースで見られるコメントの特徴だ。まず、「どうでもいい」ならコメントしなければいいのに、と感じさせてしまう。

 同サイトといえば、「嫌韓」「嫌中」の要素を含んだコメントが多い。韓国に関するニュースがあれば「隣のニュースは報じる必要ありません」「興味ありませんね」など、直接的なワードは使わずとも「嫌韓」のスタンスをむき出しにしている。

 そのようなコメント投稿する人たちは、同じトピックを扱った多数の媒体のコメント欄に全く同じ文言を使用している。非常に興味があるようにしか思えないのだが……。

 ほかには、芸人の結婚離婚の記事について、「どうでもいいです」「かわかりません」などのコメントだ。

 例えば、某アイドル結婚に対するコメント

「はぁ、さいですか・・・」

「あ、そ。」

 本当にどうでもいいと思ってるなら、なぜ書いてしまうのだろう。その理由として、実は書き込んで「そう思う」クリックを集めることに必死になっていることが、ほかの芸ニュースに書き込んでいる様子から見てすぐにわかってしまうのだ。

◆3.商品そのもののレビューになっていない

 Amazonのような通販サービスに対するレビューでたまに見られるのが、「まだ届いてないので1つです」というもの。悪いのは配送システムであって、その商品に罪はない。驚くことに、Amazonでは“まだ届いていないのにレビューしてしまう”人が大勢いるのだ。

「予約特典につく◎◎のフィギュアが待ちきれません。期待をこめて5つをつけさせていただきます!」

 もはやレビューにすらなっていない。

「私の持っている機器とはアダプターが違うようです。損しました。残念ながら1つです」

  説明には書いてあるレベル。商品は悪くなく、自身の注意が足りないだけだと思うが……。

 ほかにも特徴はあるが、とりわけよく見られる特徴が上記の3パターンだ。匿名だからこそなりふり構わず大きい態度をとってしまいがちなレビューサイトコメントサイト。でも、これらのキモいコメントを探すのは暇つぶしにはもってこいなので、覗いてみてはどうだろうか。どの記事にも、どの商品にも、以上にあげた特徴のようなコメントは必ずある。“人のふり見てがふり直す”機会になるかもしれない。

取材・文/小椋翔太