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(rustyfox/iStock/Thinkstock/写真はイメージです)

開催されるはずだった成人式が、出席者がゼロだったために延期される…そんな珍事が青森県のとある村で起こり、ネット上で話題になっている。

■出席者ゼロで成人式が延期に

成人式が延期されたのは青森県にある西目屋(にしめや)村。

産経ニュース」によると、この村では例年、県外に進学、就職している若者が帰省しやすいお盆期間に成人式を開催していた。

今年も11日にされる予定だったが、対象者である13人(男6人、女7人)に葉書きを送ったところ、返信がなかった1人を除く全員から欠席の連絡が届いたそう。

県教委によると、「対象者は仕事や就職活動で多忙なのだと思う。活躍していると前向きに受け止め、冬の開催を準備したい」とのことで、12月か1月に再び開催する予定だという。

ちなみに、この村は青森県南西部にあり、人口はおよそ1300人と、県内でもとくに少子化・過疎化が進んでいる地域だ。

■驚きの声が相次ぐ

この報道に対し、ネットユーザーからは驚きと嘆きの声が相次ぐことに。

・過疎で対象者すらいなくなってしまうだろう

・今は盆正月でも休みなし、24時間営業の業態が多いからね

・夏にやったら晴れ着きれないもんね

・案内きたけど行く?帰省しないから行けない。じゃ私も行かない。だな。オラもやめとくわ。ってラインが想像できる

成人式は1月の成人の日に行うもんだよ。今の調子だと365日いつでもOKにしないと参加してくれませんよ。行政の迎合に若者が馴れちゃった結果だね

■成人式は時代遅れ?

また、一方では成人式の存在意義に疑問を呈する人も。

成人式というものも、もう時代錯誤なんじゃないか

成人式は必要ないと思う

・仮に一人だけ参加の意思を表明したらどうなってたんだろう。無理に開催する必要は無いんじゃないかな

■「成人式廃止派」は4人に1

しらべぇ編集部では全国の20代から60代の男女1,365名を対象に、成人式廃止の是非について調査を実施。その結果、「廃止するべきだ」と答えた人はおよそ4分の1という結果に。

(©ニュースサイトしらべぇ

成人式は廃止すべし! と思っている人は、意外と(?)少ないようだ。

だが、今回の事例を見るに、「廃止はしたくないけど、廃止しなければいけなくなる」村や町も、近い将来増えてくる…そんな可能性も考えられそうだ。

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(文/しらべぇ編集部・尾道えぐ美

【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」 調査期間:2016年12月16日~2016年12月19日
対象:全国20代~60代の男女1365名(有効回答数)

出席者ゼロで成人式が延期 青森県の村で起こった「少子化の現実」に驚愕