9日、日本スポーツセンター(JSC)が高校中学クラブ活動中に熱中症死亡した学生クラブ別人数を開。その結果、野球部が全体の25.3%を占めていることが判明し、驚きのが広がっている。

 JSCは学校が管理する活動中に発生した災害について、医療費や見舞を支給する「災害共済給付制度」の死亡見舞の支給データを基に、熱中症死亡した中高生の人数を調

 その結果、昭和50年から平成29年の間で、クラブ活動中に熱中症で亡くなった146人のうち、野球部が37人と突出して多く、2位ラグビー17人を大きく上回る数字となった事が判明。JSCはこの原因について、競技人口の多さと練習時間の長さが原因ではないかと分析している。

 また、平成2年から24年の間に熱中症で亡くなった野球部部員18人のうち、実に高校1年生が11人と突出して多いことも判明。これについては、初心者肥満気味の部員が練習終了間際に倒れている傾向があるとJSCは摘した。

 異常なほど野球部員が熱中症で亡くなっているというデータに、ネットユーザーからは「野球は危険すぎる」「暑いなかでダラダラ練習しているのだから当然」など、納得するが。一方で「競技人口が多いことが原因」「人口を考えるとラグビーのほうが異常」と摘するネットユーザーもいた。

 元高校球児のAさんはこう摘する。

 「野球部の導者は基本的に考え方が古いことが多いです。最近は分補給をさせないチームはなくなりましたが、昔は『を飲むとバテるのがくなるから飲むな』と導し、選手が倒れることはザラでした。

 また、学生野球の場合、練習時間が長いことが正しいと考える傾向があり、炎下で駄にグラウンドを走らせる、素振りを延々とやらせるなどが多い。特に1年生は、体作りと称して基礎練習をやらされた上、上級生にな注文をつけられることがあり、体も心もすり減らしてしまう。

 私もにグラウンド30周、50メートルダッシュ30本やらされ、もちろん分補給はなし。その後フリーバッティングやシートノックで球拾いをやらされ、グラウンドに立ちっぱなし。なんとかトイレに行くふりをしてを飲みました。

 そんな経験をしている導者が多いので、『たちの頃はなど飲めなかった』『暑さに耐えて猛練習を積むことが正義』と思ってしまうんでしょう。もちろん、これは野球だけではなく、他のスポーツにも言えることです。根性義や苦難に耐えることがスポーツではなく、競技を楽しみ結果が出る喜びを味わうことが本来の的だと思います」

 「根性義」が未だ色濃い日本スポーツ界。中でも高校野球は酷暑に耐えることを強いており異常と言わざるを得ない。このままで本当に良いのか、考え直す必要があるのではないだろうか。

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