結婚相手を選ぶ際、自身よりも長の意思が優先されることも多いインドで、を貫くために駆け落ちした新婚夫婦が、親族によって凄惨な暴行を加えられるという事件が起きた。

 柱に縛り付けられたまま、男たちに叩きめされる若い男性。その傍らでは、若い女性衣服をはぎ取られ、理やりにを切られてしまう……。そしてその後、2人はコップに入った液体を飲まされる。この液体、なんと男たちの小便だという……。

 印ニュースサイト「EENADU INDIA」(8月1日付)によると、SNS拡散したこの動画は、マディヤ・プラデーシュ州アリラジプールで撮影されたものだという。

 2人は今年5月、妻の親の意思に反して結婚。同州と隣接するグジャラート州に駆け落ちし、仕事を探していた。

 しかし、仕事探しがうまくいかなかったためか、アリラジプールに戻り、夫の叔父に身を寄せていた。それを知った妻の親族が7月25日叔父を襲撃。2人をで脅し、拉致したという。

 前述のリンチを加えられた2人は解放されたが、その際に加者のひとりから「一族の誇りを傷つけたことへの報いだ」と告げられたという。

 2人は妻の親族の意思に反して結婚したことの罰として、2匹の成熟したヤギと7万ルピー(約11万5,000円)を渡しており、アリラジプールに戻る以前に妻の親族とは和解に至っていたという。ただ、これは夫婦をおびき寄せるために、親族側が納得したふりをしていた可性がある。2人は、妻の父親を含む6人を加者とする被害届を警察に提出したという。

 インドでは、カーストや宗教が異なる相手と恋愛結婚したことなどを理由に、自身や相手の親族に殺される「名誉殺人」も横行しているだけに、こうした事件は氷山の一角といえるかもしれない。

柱に縛り付けられてなすすべのない夫と、泣くばかりの妻