節約、女性

((C)ぱくたそ)

10日放送『沸騰ワード10』(日本テレビ系)で、東京都立川市で「電気代0円」生活をする女性に密着。年間13万円もの節約に繋がる驚きの生活ぶりが明かされ、大きな反響が起きている。

■街の変わり者・藤井さん

「街の変わり者に会いに行く」ロケ企画、リポーターのアルコ&ピース・平子祐希(39)は、立川の団地に住む女性宅を訪れるが、「使用できませぬ」と張り紙されたインターホンを見て「2クセある」といぶかしむ。

実はこの団地にお住いの58歳女性・藤井さんは、6年間「電気代0円」生活を続けている「変わり者」。

涼をえるのは、水を点滴のように落とし蒸発する際の気化熱を利用した「ぽたりん」という道具。エアロバイクで自家発電し最低限の電気をカバーするなど、その生活は徹底している。

■電気のない生活

炭を使った昔のアイロン、砂と水を詰めた植木鉢が冷蔵庫替わり、手動の洗濯機、発泡スチロールを使った保温ボックスなどを活用し電気代ゼロ円で生活する藤井さん。この生活を維持するため、「第二種電気工事士」の資格も取得している。

日々の食事にも電気・ガスを使わない。銀色のレジャーシートを加工した器具で日光を集め鍋やフライパンを加熱、「炊飯」から「調理」まで行う。この方法なら曇りや冬でも調理可能だと明かされた。

■0円生活のきっかけは…

徹底した電気代0円生活のきっかけは2011年の東日本大震災。節電意識が芽生え、6年前に子供が大学進学で1人暮らしを始めたのを機に電力会社と契約を解除、完全自家発電生活に切り替えたという。

電気、ガス代だけでなく、自家発電用のエアロバイクを漕ぐことで「ジムにもいかなくなった」ため、年間で13万円ほどの節約を実現。先日は「ヨーロッパ旅行に行った」と電気代0円生活を心から楽しんでいる様子だった。

■平子は称賛

平子も「変わり者でもなんでもない。地球・空・太陽の恵み、我々に与えてくれるものがある」と感銘を受けた藤井さんの生活スタイル。

オール電化も珍しくない昨今、生活する上で欠かせない電気を自家発電だけで賄う姿に視聴者からは驚きの声が溢れていた。

■批判や心配の声も

もちろん、全員が藤井さんの生活に賛同するわけではない。「こんな大変な思いするなら電気代払う」「時間がもったいない」など批判的な意見も散見された。

また、記録的猛暑が続いているだけに、「熱中症」を心配する声も少なくない。

■過半数は「節約を意識」

しらべぇ編集部で全国20~60代の男女1,343名を対象に調査したところ、過半数が「節約を意識する」と回答した。

節約を意識

(©ニュースサイトしらべぇ

節約意識は大切とはいえ、無理をして苦しい想いをしたり、身体を壊してしまっては意味がない。電気代に囚われることなく、無理のない節約生活を満喫してほしいと願うばかりだ

・合わせて読みたい→どの出費を節約してる?自由化で「電気代」に意識が高め

(文/しらべぇ編集部・サバマサシ

【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」 調査期間:2017年7月14日~2017年7月17日
対象:全国20代~60代の男女1,343名(有効回答数)

「日光で調理」「自家発電」 東京・立川で6年間も電気代0円で生活する女性がスゴすぎる