◆前回の連覇のOBが大阪桐蔭の“強すぎる秘密”を

 大阪桐蔭時代、4季連続で甲子園に出場し、先輩藤浪晋太郎(現阪神)をリードした2年時(’12年)には連覇を達成した森友哉。現役だけでも16人のプロ野球選手を輩出している常勝軍団の強さの秘密を尋ねると、っ先に「練習量」を挙げた。

「しんどい思い出しかない(笑)シートバッティングひとつとっても、細かくアウトカウントを設定して、状況に応じたバッティングをめられる。単純に時間も長いんですが、ダラダラした練習メニューがひとつもない。前の追い込み期間には、グラウンドコートを着込んで走っていましたが、最近ではそれに加えてマスクもしているみたい。練習の内容も年々進化しているように思います」

 有望な中学生球児を入学に導くスカティングも、継続して結果を残せている要因だ。中学時代、所属していたビッグボーイズの練習を視察に訪れた西谷監督の姿を幾度も見かけた。

「忙しい合間を縫って、直接、見に来てくださっていた。やっぱり、名門校ですから、嬉しかった。ただ、入学後は褒められた記憶がありません。バッティングで怒られることはなかったですけど、将やったんで、手本となるような行動をしなさい、と。人として成長させてもらいました」

 大阪桐蔭の“最強世代”では、と同じ左の強打者である藤原恭大がいる。西谷監督高校時代の較し、「はたとえアウトになったとしても、バットの芯を外すことがなかった。藤原の足元にも及ばない」と話している。

「そんなことはないです。ミスショットもたくさんあったし。むちゃくちゃいいバッターと思います。厳しい言葉を投げかけることで、藤原君のモチベーションを上げているんでしょう」

 校が甲子園に出場すれば、何かしらの差し入れをするのが常だ。

「毎回は正直、しんどいっすけど、今回は何か送ります(笑)

友哉選手(西武)】
95年、大阪府生まれ。高校時代は1年から正捕手を務め、2年時には連覇を達成。’14年、埼玉西武ライオンズに入団
― [灼熱の甲子園]観戦のツボ

森 友哉選手(西武)