用水路

(9770880_224/iStock/Thinkstock/写真はイメージです)

11日朝、滋賀県草津市志那(しな)町の農業排水路から首や手足のない遺体が発見された。遺体はランニング中の男性が発見、警察は死体遺棄事件として捜査を開始した。

■遺体は胴体部分だけ

遺体は首・両腕に加え腰から下が切断され、幅3~5mの排水路にうつぶせの状態で浮かんでいるのが発見された。遺体は胴体部分だけが見つかっており、年齢や性別は不明。衣服は身に着けていなかった。

切断は刃物のような鋭利な物で行われたと考えられている。遺体の状況から、死後数日が経過していると見られている。

■警察は殺人事件も視野に

県警草津署は、死体遺棄事件の可能性があるとして遺体の司法解剖を行い死因や身元を調べるとともに、殺人事件も視野に入れて捜査する見通しだ。遺体が発見された現場はJR草津駅から北西に約5kmの場所。田んぼの中に住宅が点在する地域。

また、遺体が発見された草津市に隣する守山市でも今年3月に同様の死体遺棄事件が起きている。こちらも首が切断された状態で発見された。容疑者は既に逮捕されているが、今回の草津市の事件との関連性が懸念される。

■ネットでは不安の声

ツイッターなどでは、殺人事件の可能性を疑う声や、恐怖を感じる反応が目立つ。

「被害者わかるんかなぁ…」

「頭も手足もない遺体なら、死体遺棄事件しかない」

「守山バラバラ事件の事件の連鎖」

「最近多いな バラバラ死体の事件」

「夏の怪談にしても恐ろし過ぎる」

ただでさえ夏の時期はレジャー中の水難事故や台風による水害など、不幸なニュースが多い。発見されたのが農業用の排水路ということもあり、近隣の農家に風評被害が出る恐れも。

いまだ、遺体の身元は判明していない。警察には一刻も早い事件解決とともに、新たな事件が発生しないようこれまで以上の警戒を期待したい。また、事件解決後は住民へのケアも重要だ。

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(文/しらべぇ編集部・momoya

滋賀県の農業用排水路に首・手足のない成人の遺体 死体遺棄事件の可能性も