お笑い芸人平野ノラさんのネタに欠かせないショルダーホン。バブル時代、ナウなリッチマンのステータスだったショルダーホンは、自動車電話を外して外でも使えるようにしたもの。当時は、自動車電話がなくてもアンテナだけ装着するドレスアップも流行するほど、あこがれのアイテムでした。そんな自動車電話が、公式オプションで用意されていたモデルを紹介します。

日産 シーマ TypeL Y31
自動車電話

バブル中の1988年クラウンV8に対抗すべく日本初の3ナンバー専用ボディをって登場したセドリック/グロリアの上級バージョンが初代シーマです。初代モデルでは、セドリック シーマ/グロリア シーマサブネーム扱いでしたが、2代目モデルチェンジする際、名称をシーマに統一しました。

初代シーマ登場以前の3ナンバーセンチュリープレジデントデボネアを除けば、5ナンバーボディに厚いサイドプロテクションモールを装着して、全幅1,700mmをえるものが流でした。

しかしシーマは3ナンバー専用ということもあり、全幅1,770mmのボディを採用。高級らしい伸びやかなスタイリングもあり、クラウンV8を販売面で圧倒しました。日産の高級クラウン以上に販売された種は、2018年現在でも初代シーマだけです。

初代シーマに搭載された自動車電話はハンズフリーフォンで、リアシートセンターコンソールに受話器が設置される備え付けタイプがディーラーオプションで用意されていました。(タイプII-Sを除く)

かつてのクラウン2ドアハードトップの代わりに高級パーソナルクーペ専用として誕生した初代ソアラは、開発時のベンチマークBMW 6シリーズクーペとしていました。走行性やエレガンスさ、ラグジュアリーさだけでなく、マーケティングや販売価格も参考とし、同クラスセダンクラウンよりパワフルエンジン装備、エレガントデザインと高価な販売価格で登場しました。

初代ソアラは2.8L直6DOHC(6M-GEU)の大パワーロングノーズの美しいプロポーションエレガントさでたちまち大人気となりました。A・B・Cラーは、そのまま上方に延長すると1点で交差するというデザイン。この各ピラーの配置具合をソアラデザインアイデンティティとするソアラファンも多くいました。

ソアラ自動車電話が搭載されたのは、1986年モデルチェンジした2代目からです。2代目モデルは初代モデルを踏襲し、デザインフラッシュサーフェイス化を徹底。エンジンは、3.0L 直6DOHCターボ(7M-GTEU)に変更。 当時エンジン最強グロ230psを発揮しました。

2代目ソアラに搭載される自動車電話ハンドセット電話と呼ばれ、前席間のセンターコンソール上に受話器が設置された据え置きでした。全グレードにディーラーオプションで、使用上の注意として助手席や後席乗員が使用するようカタログに記載されていました。

マツダ ユーノスコスモ

バブル徴するような贅沢三昧なが、ユーノスディーラーフラッグシップクーペ、コスモでした。RX-7同様ロータリーエンジン専用で、2ローターターボと13B-REWと世界初3ローターターボの20B-REWが用意されました。

内装は上級グレードにオーストラリア産本革シートを使用。前席優先の2+2レイアウトで、後席両端は内装トリムと連続してラウンドする造り込みようで、まるで高級ホテルラウンジのような雰囲気でした。

ユーノスコスモが発売された1991年当時、ナビゲーション搭載しかったものの、20B搭載の上級グレーType-Eでは標準装備となっています。モニターはインダッシュタイプで、アスペクト比ブラウン管のそれに近い液晶パネルを採用していました。

自動車電話はハンズフリーフォンシステムとして、Type-Eにオプション設定されました。贅を尽くしたユーノスコスモでもオプションとは、自動車電話は贅沢の極みのような装備でした。


1997年頃から携帯電話が普及しだし、据え置き自動車電話は出番を失い、同時にハンズフリーフォンのサービス終了などの事情も、徐々に姿を消しました。

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