イメージにピッタリのアニメ映画の1つが、宮崎駿監督の「となりのトトロ」だ。毎年夏休みテレビで放送されており、今年もやはり放送が予定されている。同作品が開されたのは1988年4月、すなわち「昭和最後の」となった年だ。それから30年、「平成最後の夏」に見る同作品は、例年とは違う感慨深さがありそうだ。

 中国メディア東方網は10日、「日本アニメはいつも心の琴線に触れてくる」として、同作品を紹介する記事を掲載した。

 記事は同作品について「幼い日の美しい風景自然、親子の情、友情、幼い頃の独特の憂いといったものが全てここに入っている。それらは、一生忘れたくないものばかりだ。この作品は本当に温かい。なぜなら、作中に悪い人が1人も出てこないからだ。それゆえ、映画の中から感じるものは『千と千尋の神隠し』のほど多くないかもしれない。しかし、そんなことは関係ないほど優れた作品であり、トトロは純さの徴でもあるのだ」とした。

 また、「1988年映画ということで、現在見るといささか粗い部分が明らかにある。しかし、それだからこそこの作品はより意味を持つのだ。特にサツキメイ姉妹が走り回る様子などは、小さいころの気持ちをらせてくれる。時代は変わっても、心情は変わらないのだ」と説明している。

 そして、「トトロはとても可らしく、ふかふかの毛に包まれたその大きな体は見ているだけで本当に幸せになれる。そして、小さくて活発なメイもとてもかわいく、お姉さんサツキ素晴らしい。見るととてもリラックスできるし、癒されるのだ。みんなの心の中にはトトロがいて、子どもの記憶は永遠に消えることはないのだ」と伝えた。

 となりのトトロの舞台になっているのは、昭和30年代前半の日本だ。この時代を実際に生きた日本人が懐かしさを覚えるのはもちろんとして、後の時代に生まれた日本人のほかに、日本で幼少期を過ごした経験のない外国人にもノスタルジーを感じさせるというのは、やはりすごいとしか言いようがない。(編集担当:今関忠)(イメージ写真提供123RF

「となりのトトロ」を見て感じたこと・・・日本のアニメはいつも心の琴線に触れてくる=中国メディア