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13日、三菱UFJ銀行が、全国に配置するATMを2023年度までに、全体で2割程度減らす検討に入ったことが判明。

ネット上で話題になっている。

■利用率の低いATMが廃止に

毎日新聞」によると、同行のATMは今年3月時点で約8100台あり、運用コストが重荷になっているという。そのため、利用率の低いAMを廃止することで、コスト削減を目指す狙いだ。

銀行の経営状況は人口減少や長引く低金利などで過去に例を見ないほど厳しさを増しているとされるが、メガバンクも例外ではない様子。サービス低下への批判を考えた上で、それでも不採算ATMを切り捨てる決断を下したようだ。

■「老人はどうすれば…」 嘆き相次ぐ

近年、スマホやクレカなどで支払いを済ませるキャッシュレス決済が加速度的に普及しているが、一方で地方や、ITに疎いお年寄りはいまだに現金での支払が普通。

その結果、ネット上では「お年寄りはどうする」「お金をおろせなくなる」など、心配や嘆きの声が相次ぐことに。

・スマホもパソコンも無い年寄りはどうすれば良いのか??

・それで近所のATMがなくなったらだいぶ困る

・24時間365日をうたっていたUFJだが、どんどんサービスが落ちるなー

・今でさえATMも店舗も少ないのにもう銀行に預ける意味がないw

■「サービスなくすなら…」との声も

一方、「サービスをやめるなら、手数料も安くすべき」など、顧客側に相応のメリットを求める声も。

・それなら手数料も安くして貰わないとね。サービスを辞めることって、そういうリスクを考えないといけないんじゃないかな。

・不当な手数料もなくしてくれ、、。

・消費者目線ではなく、いつも自己都合の改変が多い銀行。行員も、顧客より上司ばかり向いている人が多いです。利便性からもネット銀行に飲まれていくんでしょうね

■6割が時間外手数料に不満

ちなみに、しらべぇ編集部では以前、20代~60代の男女1352名を対象に、「銀行の営業時間外手数料」について調査を実施。

その結果、「ムカつく」と答えたのは全体の58.4%に及んだ。

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現役銀行員からすれば「ATM設置、運用には多大なコストがかかってですね…」という話だろうが、顧客は「金利なんてほぼないのに、それを言うのはおかしい」という話なのかも。

いずれにせよ、銀行への信頼、期待が年々下がっていっているのは間違いない。変革のリミットは間近に迫りつつある。

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(文/しらべぇ編集部・尾道えぐ美

【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」 調査期間:2016年2月20日~2016年2月24日
対象:全国20代~60代の1352名(有効回答数)

三菱UFJ銀行、ATMの2割削減を検討 「老人はどうすれば…」と嘆きも