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 どちらかというと子グマとか謎生物的な風情を醸し出しているのはキングペンギンオウサマペンギン)のヒナである。

 後ろにたくさんいるのが大人たちだ。大きさはさほど変わらないのに毛色の違いが凄いわけだが、1羽だけ群れから飛び出しドシドシと歩き出した。

 「ひとりで生きてやる」という野望でも抱いてしまったのだろうか?

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Cute King Penguin Chick Falls Through Ice

 貫禄十分に独りで歩き出したものの、途中コケちゃうあたりが大人の階段上りたがっている思春期のアレに似た感じでかわいいね

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 南極大陸に隣接するる海域に生息キングペンギン。そのヒナたちは、夏の間に脂肪をたっぷりと蓄えておかなければ厳しい冬を生き残ることができない。そのためにぽっちゃりした感じとなっている。

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 ヒナはヒナ同士で集まり「クレイシ」を作り、身を寄せ合って寒さをしのぐ。そして体に蓄えた脂肪を消費しながら飢えをしのぐのだ。ヒナの体は半分以上が胃でしめている。

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 そして春、無事に生き残ることができたヒナの体重は半分にまで減少する。冬を耐え抜くことができ、暖かくなるとようやく親鳥から再び餌をもらえるようになる。

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 そして夏(南半球なので10月末から1月頃)茶色の羽毛が換羽して親離れし、過酷な海原へと乗り出していくのだ。

 そういったストーリーを知ったうえでもう一度上の映像を見ると、「がんばれよ!」と声をかけてあげたくなるよね。


King penguins | Attenborough: Life in the Freezer | BBC

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