通算25作目となる人気スパイ映画『007』シリーズの監督を務める予定だったダニー・ボイルが、「創作上の意見の相違」という方向性の違いを理由に降板したことが明らかにあった。

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 ボイル監督は『トレインスポッティング』シリーズの脚本家ジョン・ホッジと共に、『007』最新作の脚本を手がけていることを明かしていたが、映画の公式ツイッター(英語)で「創作上の意見の相違でダニー・ボイルが『Bond 25』の監督を降板したことを、マイケル・G・ウィルソンバーバラ・ブロッコリ、ダニエル・クレイグより本日、発表いたします」と、プロデューサー陣と主演俳優のダニエルの名前を出して公表された。

 ボイル監督の後を引き継ぐ監督の発表はない。comingsoon.netによると、仮題『Bond 25』は当初の予定では、今年の12月3日より撮影が始まることになっていたという。ユニバーサル・ピクチャーズが世界配給に加わることが決まり、アメリカでは2019年11月8日(現地時間)、イギリスでは10月25日(現地時間)より公開予定となっていた。

 ダニエルのジェームズ・ボンド役が見納めになる予定の『Bond 25(英仮題)』。ようやく決まった監督が降板となり、撮影や公開日にどの程度の影響が出るのか。今後の続報に注目が集まる。

『007』最新作の監督に決まっていたダニー・ボイル監督が降板(※『007 スペクター』の場面写真)(C)AFLO