JR西日本広島支社西日本豪雨で不通になっている各線区の運転再開見込みを発表。山陽本線、呉線、岩徳線の4線区は、具体的な再開日が決まりました。

岩徳線は9月22日に全線再開

JR西日本広島支社は2018年8月22日(水)、西日本豪雨で被災し不通となっている線区のうち、山陽本線の八本松~瀬野間と柳井~下松間、呉線の呉~坂間は予定を前倒しし、9月9日(日)に運転を再開すると発表しました。各線区の運転再開時期は次のとおりです。

山陽本線
・三原~白市:10月中
・八本松~瀬野:9月9日(日)
・柳井~下松:9月9日(日)
姫新線
・津山~中国勝山8月27日(月)
中国勝山~新見:9月3日(月)
因美線
・智頭~美作加茂:9月3日(月)
・美作加茂~津山:8月27日(月)
芸備線
備中神代~東城:8月27日(月)
・東城~備後落合9月3日(月)
備後落合~三次:2019年1月~3月中
・三次~狩留家:少なくとも1年以上
・狩留家~下深川:8月25日(土)
福塩線
・府中~塩町:2019年1月~3月中
●呉線
・三原~安芸川尻:2019年1月中
・安芸川尻~広:10月中
・呉~坂:9月9日(日)
岩徳線
・周防高森~櫛ケ浜:9月22日(土)

山陽本線の白市~八本松間と呉線の広~呉間で実施されている暫定的な部分運転は、隣接区間の復旧により終了します。9月8日(土)は、八本松駅の仮設ホームを撤去するため、20時以降、西条~八本松間で列車の運休が予定されています。

今回の再開予定の前倒しは、線路に隣接する国道の一部を土砂の仮置き場や作業ヤードとして提供したり、レールや電気設備などの工事が速やかに進むよう道路の復旧日程を調整したりするなど、地元自治体や国土交通省などとの連携により実現。JR西日本広島支社は「その他の線区においても、少しでも早く運転再開できるよう、さらなる努力を続けてまいります」としています。

【写真】山陽本線の復旧状況

広島周辺各線区の運転再開見込み(画像:JR西日本広島支社)。