中国メディアの快資訊はこのほど、日露戦争連合艦隊司令長官としてバルチック艦隊を打ち破った東郷平八郎について「黄色人種が初めて白色人種に勝利を収めた」立役者であると伝える記事を掲載した。

 記事はまず、東郷平八郎が明治になってから海軍士官として英国に留学したエリートであったことを紹介。当時の英国海軍は世界一と称されていたと伝え、東郷は軍艦の建造や航行にかかわる最新の技術を英国で学んだと紹介。日本に帰国する際にはすでに軍艦についての権威として高度な知識を習得していたと指摘した。

 さらに、東郷は日清戦争で清の船を沈めるなど頭角を現し始め、出世の道を歩み続けたと紹介。「東郷の優れた戦歴は清という弱国を相手にしたもの」と思う人がいるかもしれないと指摘する一方、東郷が自らの力を証明したのは日露戦争における日本海海戦であったとし、連合艦隊司令長官としてロシアのバルチック艦隊に完勝を収めたと紹介。これは近代において黄色人種が初めて白色人種を相手に収めた勝利であると強調した。

 また記事は、当時の清国は日本と同じように西洋に学び、東郷のように西洋に留学した人物もたくさんいたのに「日本と清国が迎えた結末は大きく違っていた」と伝え、悔しさをにじませた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

東郷平八郎を知っているか? 「黄色人種が白色人種に勝利を収めた」立役者だ=中国