長崎県佐世保市にあるテーマパークハウステンボス」にて、8月29日と30日の2日間、体感型VR製品やVRコンテンツの展示が行われます。展示製品の一部では、8月12日に発表された水平視野角210度を誇るVRヘッドセットStarVR One」が使用される予定です。

展示を主催するのは、株式会社ビーライズと電気学会C部門知覚情報技術委員会「知・技の伝承と複合現実型実応用共同研究委員会」です。VRライドマシンやVR歩行装置といったVR製品、VRコンテンツを一般向けに展示します。展示場所は、ハウステンボスハーバータウン ゲームミュージアム2F。技術的な内容は8月27日、同テーマパーク内のタワーシティ会議室で講演が行われる予定です。

視野角210度の新デバイス「StarVR One」

今回使用が予定されているVRヘッドセットStarVR One」は、台湾のStarVR社が手掛けるデバイスの最新モデルです。水平視野角210度を誇り、VRアーケードなどの施設型VRと法人でのB2Bの利用を目指しています。

8月にバンクーバーで開催されたSIGGRAPHにて発表。リフレッシュレートなどの性能向上に加えてアイトラッキング機能の搭載などが明らかにされた他、HTC ViveのトラッキングシステムであるLighthouseに対応。また、OpenVR対応によるUnityでの開発のサポートなどが発表されています。

視野角210度、視線追跡 プレミアムな法人向けVRヘッドセット「StarVR One」登場 | Mogura VR

視野角210度、視線追跡 プレミアムな法人向けVRヘッドセット「StarVR One」登場 | Mogura VR

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思わず息を飲む広い視野、VRデバイス「StarVR One」体験レポ | Mogura VR

思わず息を飲む広い視野、VRデバイス「StarVR One」体験レポ | Mogura VR

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8月24日現在、「StarVR One」の日本国内での採用情報はなく、本展示会が日本での初公開となる可能性もあります(※Mogura VR編集部調べ)。

展示内容

VRライドマシン + 高所コースター + StarVR One

広島市立大学発ベンチャー企業、株式会社Lumbus(ランバス)が製造・販売するVRライドマシン「Lumbus」を用いた展示です。

従来の複雑な構造ではなく、バランスボールと2本の軸を融合させた簡易構造で揺動角度20度を実現。VRに体感をプラスし、リアルでスリリングなVR体験が可能なモーションプラットフォームとなっています。VRコンテンツは揺動角度20度を最大限体感できるVRライドマシン専用コンテンツ「高所コースター」を楽しめます(※モーションプラットフォームについては特許出願中)。


(上掲写真では旧StarVRを使用しているが、現地ではStarVR Oneを使用する予定)

VR歩行装置 + 洞窟探検 + StarVR One

VR環境内を全方位に歩行可能なシステムです。前歩きだけでなく、横歩きや後ろ歩きもできます。従来のコントローラーによるVR空間内移動は、実際の感覚と違うためVR酔いの原因となっていました。このVR歩行装置は重心変化、大腿部の動きを計測しVR内での自然な歩行感覚を提示します。これにより、従来の歩行装置とは異なり、簡易的な構造で足が滑ることなく安全でより自然な歩行体験が実現します(※広島市立大学共同研究。特許出願中)。

歩行装置+力覚体験(SPIDAR)

VR歩行装置と力覚提示装置を融合させたシステムです。歩行装置に加え、ウェアラブルなストリング型力覚提示装置(SPIDAR-W)を使用。VR環境内を歩きながら、VR内の物体に触れたときの手触りや形状を、リアルに提示することが可能です(※東京理科大学+東京海洋大学+広島市立大学+首都大学東京との共同研究)。
 

(参考)株式会社ビーライズプレスリリース