彼氏と喧嘩ばかりで上手くいかない、復縁したい、振られたけど、もう一度告白したい…。
そんなとき、「冷却期間」を置いていったん引くと関係が改善することも多いです。とはいえ、冷却期間を置いたらもっと冷めちゃうんじゃないか、どのくらい空ければいいのか、という疑問が浮かんできますよね。彼の気持ちを取り戻す、振り向いてもらうために「冷却期間」を正しく利用する方法をご紹介します。


「冷却期間」は何のため?

冷却期間の長さや過ごし方を決める前にまず考えたいのが、「何のために」冷却期間を置くのかということ。目的がはっきりしていないままだと、せっかく距離を置いているのに「心配だから、寂しいから」という理由でつい連絡を取ってしまう人も多いです。
冷却期間の目的は、大きく分けて2つ。1つは「相手に自分のマイナスイメージを忘れてもらうこと」、もう1つは「自分を変化させること」です。別れた直後や自分が振ったあとのイライラや気まずさも、時間が経つにつれて薄まっていきます。相手の気持ちが落ち着いていないのに復縁や再告白をしても、さらに「しつこいな」と感じてしまうだけ。冷却期間をしっかり空けて彼からあなたの悪いイメージを拭い去る必要があるのです。
また、彼の気持ちが落ち着くのを待つだけでなく、冷却期間にあなた自身を変化させるのも忘れてはいけません。上手くいかなかった原因を探してみて、悪かったなと思うところを直したり、ダイエットをして見た目を磨くなど、今までずっと彼に向けていた目線を自分に向けてみましょう。変化がちゃんと分かるくらいまで期間を空けるのが理想です。


冷却期間の平均は3ヶ月

では、具体的にどのくらいの期間を空ければいいのでしょうか。いろんなパターンがあると思いますが、基本的には3ヶ月を目安として期間を設けるといいでしょう。彼があなたに対して悪い印象を持っていたとしても、3ヶ月間あなたのいない生活をしていれば嫌悪感はほとんど薄まるはず。あなたのほうも、3ヶ月あれば悪いところを反省して改善ができるし、ダイエットなどの自分磨きをするにも目標を立てやすい期間です。
ただし、彼と仲違いしてしまった理由や振られた原因によっては、3ヶ月という期間は短くも長くもなります。細かくパターン分けをして「こういう場合は何か月」と言うのも不可能ではないけれど、やっぱり状況も性格も人それぞれです。その上で、3か月という期間を目安に「どんな人にも当てはまる冷却期間の正解」をお伝えします。


「自分の気持ちに余裕が持てるまで」が正解

復縁や倦怠期の克服、再告白など、冷却期間を置く理由はさまざまです。そのなかで、どんな場合にも当てはまるのが「自分の気持ちに余裕が持てるまで彼と接触しない」というもの。
冷却期間は、相手の気持ちと自分の気持ちをフラットな状態に戻すことが本来の目的です。あなたの気持ちのほうが大きいあまりごちゃっとなってしまった関係を、通常通りに戻すために彼との繋がりを断つ「冷却期間」を持つのです。
そのためには、もう彼のことなんて考えなくても毎日過ごしていけるくらいまで、あなた自身の気持ちに余裕ができている必要があります。彼とまた接点を持ったときに、既読無視されても動じないくらいまで、彼の顔色をうかがわなくても平気なくらいまで、気持ちに余裕を持てるようになった。そうなったときに初めて冷却期間は終了します。
「何か月待つ」と先に決めておいて「あと1か月待てば連絡ができる」と終わりを待ちながら過ごす冷却期間には、あんまり意味がありません。せっかく長い期間をあけて彼と再会したのに「何も変わってないじゃん」なんて言われてしまうのは悲しいですよね。「冷却期間」は、自分の生活や思考から、彼を少しずつ遠ざけていく練習をする期間なんだと考えましょう。自分の気持ちを恋愛モードから切り替えるための冷却期間がいつ終わるかは、切り替わってみないと分からない、というのが正解なのかもしれません。(矢野ふみ/ライター)
(ハウコレ編集部)

3ヶ月?半年?「冷却期間」を正しく利用して彼の気持ちを取り戻そう