米コロラド州の小学校で、ゲイであることをカミングアウトした9歳の少年が自宅で自殺した。まだ新学期が始まって4日目の出来事だった。『abc7NY』などが伝えている。

ジャメル・マイルズ君(9歳)は新学期が始まる数週間前、母親のレイアピアスさんに「僕はゲイなんだ」と打ち明けた。車を運転していたレイアさんは当初ふざけているのかと思ったが、ジャメル君は真剣でとても怖がっているような顔をして後部座席にうずくまっていたという。

レイアさんは驚きながらも、「それでもママは、あなたを愛してるわ」とジャメル君に優しく語りかけた。

ジャメル君はその後、レイアさんに「学校が始まったら、4年生のクラスメートにもゲイだって堂々とカミングアウトするんだ。だって自分のことを誇らしく思うからね」と嬉しそうに話していたそうだ。

そして学校が始まって4日目の8月23日レイアさんの目に飛び込んできたのはジャメル君の冷たくなった姿だった。ジャメル君は自宅で自ら命を絶ったのである。

レイアさんは『abc7NY』のインタビューに応じ、涙ながらにこう述べている。

「新学期が始まってたった4日でこんなことになってしまいました。息子が学校で何を言われたのか、考えただけでも辛いです。ただ、ジャメルは長女に『ゲイだと明かしたら、“死ね”と言われたよ』と打ち明けたそうです。私にはそんなこと一言も話さなかったのに…。本当に寂しい限りです。」

悲報を受けて、ジャメル君の通っていたジョー・シューメーカー小学校Joe Shoemaker Elementary School)には、ソーシャルワーカーやカウンセリングチームが派遣され生徒たちの心のケアにあたっている。

レイアさんは最後に、いじめがあったことについて次のように語った。

「息子をいじめた子供たちは、悪いとわかっていてやったのだと思います。だから、きちんと責任をとって欲しい。また、いじめた子供の親にも責任はあります。子供に間違った教育をしてきたから、このような結果になったのです。誰も私のような思いはして欲しくありません。もう一度、人それぞれ個性があって違うんだということを分かって欲しいと思います。」

日頃から“ありのままの自分でいることの大切さ”を訴えているアスリートのひとりにアダム・リッポンがいるアイデンティティに悩みながら少年時代を過ごし、2015年同性愛者であることを公表しながらも活躍の場を広げている彼のような存在がどんどん身近になれば、このような悲しい結末にはならなかったのではないか…と悔やまれてならない。

画像は『abc7NY 2018年8月27日付「Denver 9-year-old boy commits suicide days after coming out as gay」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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