特撮好きなら心躍らせるシチュエーションが満載の、D3パブリッシャーの人気ゲームソフト『地球防衛軍』シリーズ。当初は廉価版ゲームソフトブランド『SIMPLE2000』シリーズの作品として発売されたが、口コミを中心に人気を博し、3作目以降はフルプライス版ソフトとして販売されている。

今年の東京ゲームショウ2012、発売元であるD3パブリッシャーのブースは、『地球防衛軍』シリーズの敵役フォーリナーの輸送船、キャリアーを模したデザイン。新作『地球防衛軍3 PORTABLE』『地球防衛軍4』紹介イベント、試遊台が多数用意されるなど、『地球防衛軍』一押しの内容となっていた。

まず紹介したいのは、9月27日に発売が迫ったPlayStation Vita用ゲームソフト『地球防衛軍3 PORTABLE』。これは過去にXbox360で発売された『地球防衛軍3』のリメイク作品となるが、様々な部分でパワーアップされている。ステージでは、ブートキャンプ形式で新人EDF隊員によるソフト紹介が行われた。

まず、新たなる敵を紹介。地下でうごめく金色の甲殻虫や無数の新作ガンシップ、巨大なロボット兵器の映像が公開された。これら強大な敵に対抗するために、『地球防衛軍ポータブル』ではオンライン、アドホック両方のネットワークプレイに対応。4人までの協力プレイが可能になった。

もちろん新兵器も登場する。その一つとしてチタニア社で開発され新兵器「プラットファイアー」の映像を披露。空に弾を打ち上げると、分裂して多数の甲殻虫を倒していくという強力な火力が確認できた。さらに、地球防衛軍2で人気を博した飛行型女性隊員「ペイルウイング」のゲスト参戦も決定。一定の条件を満たすとプレイヤーキャラクターとして利用可能に。体力は低いものの飛行機能と強力なエネルギー兵器を活用して敵を蹴散らす姿が確認できた。

ブートキャンプといえば、もちろん教官役の鬼軍曹も登場。新兵に対して容赦なくツッコミを入れていたが、同社のもう一つの看板タイトル『ドリームクラブ』の紹介でノリノリだったのはここだけの秘密だ。『地球防衛軍』シリーズの集大成ともいえる『地球防衛軍3ポータブル』。まもなく強大生物との戦闘開始だ。

そして、2013年発売予定の『地球防衛軍4』。2006年に発売された『地球防衛軍3』の正当続編となる、7年ぶりの新作ナンバリングタイトルである。こちらはPlayStation3Xbox360と据え置き機で展開。メインの敵となる巨大生物はさらに凶暴、凶悪にパワーアップしており、甲殻虫が兵士や一般人を補食して、地面や壁に叩きつける衝撃の映像も公開された。新作ガンシップ二足歩行ロボットヘクトルなど敵方メカニックも進化。今回はなんと盾を持つヘクトルも登場するとのこと。

もちろん、連合地球軍側もフォーリナーに対抗するために進化しているから安心してほしい。まず、陸戦歩兵であるレンジャーは扱える武器がさらに増え、正当進化。男のロマンである戦車やヘリなどの兵器もしっかり登場するとのこと。

人気の飛行型女性隊員は、装いも新たに「ウイングダイバー」として登場(もちろん「装甲は薄め」)。9月21日のメディアブリーフィングでは、岡島プロデューサーの手でウイングダイバー飛行機能を活用して、ジョロウグモに酷似した新型モンスター、レタリウスを倒すプレイが披露された。

また、『地球防衛軍4』では、据え置き機向けのシリーズ作品としては初めてオンラインによる多人数ネットワークプレイにも対応。オンライン専用のミッションも用意され、一人がおとりとなりヘクトルを正面から引きつけ、ほかの隊員が背面から攻撃するといった、多人数プレイならではの作戦も楽しめるとのこと。

制作の進行状況は、9月20日の時点で55%、21日の時点で55.2%と、ゲームショウ期間中も順調に開発が行われていることをアピール。「ゲーム史上最高の絶望を君に。」がチャッチコピーの『地球防衛軍4』。こちらの発売は2013年と少し先だが『地球防衛軍3 PORTABLE』で侵略者への備えをしつつ、発売を心待ちにしてほしい。

同社のステージでは、ペイルウイングの衣装に身を包んだコンパニオン撮影会も開催された。色とりどりのペイルウイングに加え、「ドリームクラブ」よりホストガールも参戦。多くの来場者がシャッターを切っていた。

【関連リンク】

D3パブリッシャー公式サイト

http://www.d3p.co.jp/

地球防衛軍3 PORTABLE

http://www.d3p.co.jp/edf3p/

地球防衛軍4

http://www.d3p.co.jp/edf4/