スマートフォンスマホ)の画像をクリックするだけで数百万円稼げる――。こうした甘い誘い文句には乗らないでほしい。

消費者庁2018年9月11日、「年収500万円は確実に稼げる」などとうたい、多額の金銭を支払わせている業者がいるとして注意を呼びかけた。

「サクラ」の女性まで用意して勧誘

この事業者名は、「ferix」(東京都新宿区)。消費者庁によれば、手口はこうだ。SNSなどの広告でウェブサイトに集客し、「画像選択がベースの簡単な作業なので機械操作が苦手でも稼げる」「たった数秒間の作業でも 10 万円 20 万円 100 万円と現実的に稼ぐことが可能」などと情報商材を宣伝し、申込希望者にはメールアドレスの登録を求める。

登録者には、「現在○人待ちの状態です」とまるで反響が大きいようにアピールし、1万2000円の初期費用を請求。支払うとマニュアルメールで届く。内容は、動画共有サイトによく見られる「動画を投稿すれば確実に報酬が得られる」というものだ。

さらに、「どうせやるなら 42 万円のコースにしませんか。年収約 500 万円は確実に稼げます」と電話で勧誘し、静止画から動画を作成できるツールを8万円~150万円で販売した。

消費者庁は、ferixが「100万円以上を確実に稼げる」と勧誘していたものの、実際に100 万円以上の収益を得た利用者はおらず、これらの記載に合理的な根拠はなかったと指摘。そのうえ、ウェブサイトに掲載していた街頭インタビュー動画(ビジネスを体験し10 万円を得たとする内容)に登場した女性は消費者役として雇ったモデルであったとも明かした。

同庁は、「インターネット上には、誰でも簡単に稼げるかのような表現を用いて、収益を得るために必要と称して費用を支払わせる業者が数多く存在します」と注意喚起。トラブルの際は、消費者センターや警察への相談を勧めている。<J-CASTトレンド>

実際の広告画面。現在でもウェブサイトは閲覧できる。だまされてはいけない