日本を訪れる外国人旅行客を国籍別に見てみると、もっとも多いのは中国人となっている。中国人旅行客の旺盛な消費は日本経済に大きく貢献しており、それは中国人自身も認識していることだ。

 だが、日本国内では増え続ける中国人客に対する不満の声が存在するのも事実であり、こうした不満は中国人にとって意外であると同時に衝撃でもあるようだ。中国メディアの快資訊は12日、日本人の中国人旅行客に対する評価は「思いもよらないものだった」と主張する記事を掲載した。

 近年の中国では国外旅行ブームが起きていて、日本は特に人気の渡航先となっている。繁華街に行けば中国人客の姿を見ることができるが、こうした光景は数年前では考えられなかったことだ。記事は「日本は安心して買い物ができるうえ、伝統文化もよく保存されていて、観光資源が豊富」だと伝え、それゆえ多くの中国人が日本に旅行に行きたがると紹介した。

 続けて、日本を訪れる外国人のうち、中国人は国籍別で最多であるうえ、1人あたりの消費額も群を抜いて多いため、中国人客は日本経済に多大な貢献をしていると指摘。

 だが、日本では「中国人客が多すぎて日常生活に影響が出るようになった」、「中国人はごみをポイ捨てする」などといった不満の声も増えていると伝え、「こうした不満の声は、中国人にとっては思いもよらないものであり、中国人を怒らせている」と主張。たとえば、中国ネット上では「日本人は中国人が買い物をするときだけ友好的だ」、「日本人にそんな風に思われてまで、日本に行く必要はない」といった声があがったと紹介している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

増え続ける中国人旅行客、日本人が「まさかこんな風に思っていたとはショックだ」=中国