兵庫県神戸市の中学校に勤める37歳の男性教師が、生徒7人に対し体罰をしたとして減給処分を受けたことが判明。その内容が議論を呼んでいる。

 処分を受けた男性教師は、顧問を務める柔道部の部員4人と受け持つクラスの生徒計3人に対し、頭を叩く、尻を蹴り上げるなどの体罰を与えていた。柔道部の3人は、一時不登校になったという。

 教育委員会の聞き取り調査に対し、男性教師は「保護者の了承があり、遅刻や不真面目な態度を理由に体罰をした」と発言。そして、「怪我をさせなければ問題ないと思っていた」と話している。

 体罰をした理由は「部活動中にふざけた」「授業中に私語をしたから」だそう。この教師は過去にも保護者から体罰の指摘を受けており、その際には否定していた。今回は否定しきれなかった模様だ。なお、現在男性教師は休職しているという。

 このニュースにネットユーザーの反応は様々。「悪いことをしたら叩かれるのは当然」「柔道は悪ふざけをすれば命にかかわる。体罰も致し方ないと思う」「授業中に私語を止めないなら殴られても文句は言えない」「これを注意されたら教育が成り立たない」など、教師に同情的な声も。

 一方で、「どんなことでも体罰はダメ」「殴るのではなく言って聞かせるべきだった」「許せない」など、怒るネットユーザーも多かった。

 体罰については「どんなことがあってもダメ」という意見と、「言うことを聞かせるのにある程度は仕方ない」という考え方があり、度々議論になる。真剣さが求められる部活動中などでは体罰も致し方ないようにも思えるが、現代の流れは、いかなる理由があろうとも体罰はNGということのようだ。

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