テロや酸攻撃に加え、若者によるナイフ事件など近年あらゆる事件が絶えないイギリス。いつ起こるかわからないこうした事件だが、全てに慎重にならざるを得ないというのが実状ではないだろうか。多くの子供たちを預かる学校側としても、校内にいる生徒全員の安全を第一に考えるのは当然のことだ。このほど8歳男児が、学校にエアガン(BB銃)を持ち込んだことで学校側が警察に通報、武装警官が押し掛ける事態になった。『Manchester Evening News』などが伝えている。

9月10日の午後2時20分頃、ランカシャー州ハインドバーン区にある小さな町グレート・ハーウッドのセント・ヒューバートスクールが、校内にいる男子児童がエアガン(BB銃)を所持していると通報。同州警察は、武装警官を伴って小学校に駆けつけた。

警官はこの男子児童が持っていたエアガンを押収したが、男児によるとエアガンは誕生日に父親から貰ったもので、学校の友達に見せたいがために持ってきたという。その後、警察はエアガンの写真とともにTwitterにこのように投稿し、注意喚起を促した。

「このような物は学校に持ち込むべきではありません。同署は押収したこのエアガンを後に処分する予定です。」

同小学校のジュリーブルックス校長は「児童の誰にも危害は及んでいない」としたうえで、「この件は非常に深刻なものとして対応されました。当校ではこうした事態は非常に稀ですが、我々職員は常に児童の安全と安心を最優先しています。今回も男子児童が校内でエアガンを持っていることに気付いた職員らがいち早く対応し、警察に通報しました」と述べている。

警察はこの男児の父親とも話をする予定であることを伝えているが、このニュースを知った人からは「父親を罰するべきでは?」「8歳の子に学校にエアガンを持たせる親ってどんなだよ。親なんだからもっとしっかり考えろ」「エアガンでふざけて撃ったりすることは本当に危険だから、これは親の管理責任をきっちり問うべき」「でも学校側も警察も大げさじゃない? 学校側が児童の親に電話してエアガンを取りに来るように言えば済むことでは?」「こういう本物に見えるフェイクガンの販売元を規制してほしい」といった声があがっている。

画像は『Manchester Evening News 2018年9月11日付「Armed police swoop on primary school after boy, 8, brought in an air pistol ‘to show his friends’」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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