ラップ

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11日、日光宇都宮道路下り線の日光口パーキングエリアに駐車中の車内から女性2人の遺体が見つかった事件で、殺人容疑で逮捕された埼玉県春日部市の無職の男(61)が、金銭的に困っていたと警察に話していることが判明。

一家が無理心中へと至った事情に、ネット上では沈痛な声が広がっている。

■金に困りラップで母と姉を殺害

殺害されたのは男の母親(90)と姉(66)。発見時、車の運転席には男がいたが、首に切り傷があり、無理心中が失敗したと見られていた。

その後、警察の取り調べに対し、男は以下のように供述。

「金に困っていた。大きなラップを顔に巻いた」(「読売オンライン」より)

業務用の幅の広いラップを、ふたりの顔に巻き、窒息死させた模様だ。

殺害されたふたりは男と同居しながら、埼玉県内の介護施設を利用していたということで、日光署では事件の背景について慎重に捜査を進めているという。

■沈痛な声広がる

この報道に対し、ネット上では沈痛な声が広がることに。

・60歳の老人が90歳の母親を殺すって世も末だな……

・介護疲れかな、最近高齢者の心中が多い

・悲しい。生きられないというのは死ぬしかないということ。いつの時点、いつの選択で運命が決定したんだろうか。。。

■5割が「格差の拡大」を実感

しらべぇ編集部では以前、全国20〜60代の男女1,354名を対象に「格差」について調査を実施。その結果、「生活水準の格差が拡がっている」と答えた人が全体の5割に迫る一方で、「狭まっている」という回答は2割を下回っていた。

格差(©ニュースサイトしらべぇ

多くの人が、格差社会が進んでいることを感じているようだ。

一家が生活保護を受給できていたのか、お金の使い方に問題がなかったかなど、捜査のさらなる進展が望まれる。

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(文/しらべぇ編集部・尾道えぐ美

【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」 調査期間:2017年9月29日~2017年10月2日
対象:全国20代~60代の男女1,354名(有効回答数)

金に困り母と姉を「ラップで殺害」した男 その供述に沈痛な声