ブラジルのフットサルリーグで衝撃的な事件が発生 英紙も「残忍な攻撃」と報道

 ブラジルのフットサルリーグで衝撃的な事件が起きた。判定に激怒した選手が主審を小突いて倒すと、頭部を思い切り蹴って頭蓋骨を骨折させるほどのキックをお見舞い。主審がそのまま病院に運ばれると、選手も即材に逮捕される事態に発展した。「命を脅かす恐ろしい瞬間」と英紙「ザ・サン」などが一斉に報じている。

 フルミネンセ・デ・バイーアとアトレチコ・ブラジリエンセの一戦で悲劇は起きた。試合中、ブラジリエンセのアルシオーネ・マルセリーノが判定に対して不満を露わにし、マーク・ノゲイラ主審を突き飛ばして床に倒す。即座に間合いを詰めたマルセリーノが、まるでシュートするかのように右足を振り抜き、ノゲイラ主審の頭部をキック。その右足が頭を直撃し、主審は悶絶するなか、両軍の選手が入り乱れる事態となった。

「衝撃的な事件により16分間中断された」と報じたのは英紙「ザ・サン」だ。その瞬間を捉えた映像を公開すると、「命を脅かす恐ろしい瞬間」と記し、「残忍な攻撃でレフェリーが病院に運ばれた後、スターが逮捕された」と報じている。

 記事では「恐ろしい事件。ノゲイラ(主審)は命を脅かす可能性のある怪我を負っている」と説明し、検査の結果、頭蓋骨に亀裂が入る骨折が判明した。ノゲイラ氏の弁護士は「この負傷は深刻で、生命を脅かす危険性もある」と証言しており、頭蓋骨骨折の大怪我を追った主審は経過観察になるという。一方、暴行を働いたマルセリーノはユニフォームを着たまま連行されたが、現在は釈放されており、事件の捜査結果を待つことになる。

 ブラジルで起きた衝撃の暴行事件は大きな波紋を呼びそうだ。


Football ZONE web編集部)

ブラジルのフットサルリーグで衝撃的な事件が起きた(写真はイメージです)【写真:Getty Images】