ハワイの代表的なお花のひとつ「レフア」。
この植物は、幹の部分が「オヒア」と呼ばれ、お花の部分が「レフア」と呼ばれ、総称で「オヒアレフア」と呼ばれているものです。
今回は、この「オヒアレフア」のお話と伝説をご紹介します。


ハワイ島の花、赤いレフア




ハワイには、8つの主要な島があり、それぞれに島のシンボルカラーやお花、ニックネームなどが決められています。
ハワイ島のお花として決められているのが、この赤いレフアです。
ハワイ諸島に最も広く分布している固有植物で、赤の他に、オレンジ色、黄色、白色などがあります。
とても生命力が強く、環境への順応性も高いと言われています。
しかし近年、ハワイ島のオヒアレフアが、真菌が原因による感染症で枯れているのです。さまざまな機関で、拡大を阻止するべく研究がされており、人々にも菌を持ち運ぶ媒体にならないようにとの注意喚起が行われています。
美しいレフアの森が消滅してしまわないようにと願ってやみません。

オヒアレフアは、様々な神様の化身




ハワイの神様は、キノラウと言われる化身に姿を変えることが出来ると言われています。
このオヒアレフアも、様々な神様のキノラウだと語られています。
代表的なのは、火山の女神ペレ。彼女の住み家と言われているキラウエア火山にもたくさんのオヒアレフアの木を見ることが出来ます。
他には、戦いの神クー、天地創造の神カネ、フラの女神ラカなど。
古くからたくさんの神々にも愛されている木なのでしょう。

女神ペレに引き裂かれた恋人たちの伝説




代表的なオヒアレフアの伝説をご紹介しましょう。
あるところに、オヒアという青年とレフアという美しい女性がいました。
二人はとても深く愛し合っている恋人同士でした。
ある日、女神ペレがオヒアに一目惚れをします。なんとかして自分の恋人にしようとするのですが、レフアという恋人がいるオヒアは、ペレの求愛を拒否します。
それに激怒したペレは、オヒアを木に変えてしまい、恋人たちを引き裂いてしまいました。
オヒアを想って毎日泣き暮らしているレフアを見たペレは反省し、二人がずっと一緒に居られるように、レフアをオヒアの木に咲く花に変えました。
こうして1本の木になったオヒアとレフアは、再び一緒に愛し合って暮らせるようになりました。


今でも、「レフアの花を摘むと雨が降る」という言い伝えがあります。
これは、また離れ離れになってしまうことを悲しんだレフアの涙雨だと言われています。
オヒアレフア。女神ペレに引き裂かれた恋人たち