kishi 国の規制・制度改革を推し進めることを目的とする規制仕分けが2011年3月6日に始まった。これを生中継するニコニコ動画では「検証!規制仕分けとは何か?」と題した番組を生放送。「規制仕分け」や民主党政権について、白熱した議論が交わされた。番組では政治ジャーナリスト角谷浩一氏が司会を務め、元財務官僚で嘉悦大学教授の高橋洋一氏、元経産官僚で慶應義塾大学教授の岸博幸氏、駒澤大学准教授の飯田泰之氏、獨協大学教授で経済アナリストの森永卓郎氏ら経済に精通した識者を招き、規制仕分けの本質に迫った。議論の中で岸氏は「規制仕分け」を痛烈に批判。「大相撲八百長以下」と切り捨てた。

 番組の中で、出演者は次々と「規制仕分け」そのものに疑問を呈した。高橋氏が「『規制改革会議』が『規制・制度改革に関する分科会』に格下げされ、さらにその下に規制仕分けがある。規制改革会議には役所に資料を要求するなどの権限があったが、規制仕分けには(そうした権限が)はまったくない」と発言。これに対し飯田氏も「規制仕分けは、『省令』レベルかそれ以下のもの」と法的拘束力の弱さを指摘。これらの意見を受けて岸氏は「規制仕分けほど意味がないものはない。規制改革会議からの蓄積が十分にあるのに、よりによって小粒なものを選んで、大きなイシュー(論点)はぜんぜん入れてない」と、規制仕分けの対象となる項目自体を批判した。

 また、「なぜ急に『規制仕分け』を始めたのか」という高橋氏の問いには、「単なるパフォーマンスでしょう」「これ(規制仕分け)、ほんとに見世物だよね」「大相撲八百長以下」「規制仕分けを仕分けすればいい」など批判的な言葉が飛び交った。

 なおニコニコ動画では本日7日、2日間に渡って行われた「規制仕分け」を検証する番組「検証!規制仕分けは成功したか?」が放送される。

検証!規制仕分けとは何か?
http://live.nicovideo.jp/watch/lv42258172
(番組はタイムシフト機能2011年3月13日まで視聴できる)

(三好尚紀)

【関連記事】
前原外相、中国のインターネット規制を批判
「小沢一郎ネット会見」 新聞・テレビはどう伝えたか
なぜ小沢氏は「ニコニコ動画」を選んだのか?