実際にあった心霊現象を基に映画化し、大ヒットを記録した『死霊館』(13)。呪いを巡る同シリーズの流れをくむ作品『死霊館のシスター』(9月21日公開)に登場する“悪魔のシスター”が、トラウマレベルの怖さだと話題に!

【写真を見る】う、うしろ!後ろにいるって…!!

1952年ルーマニアの修道院を舞台に、ある日突然自らの命を絶ったシスターの謎を追う神父と見習いシスターが、得体の知れない恐怖にさらされるさまを描く本作。その事件の背後にいるのが不気味なビジュアルで登場する“悪魔のシスター”こと、ヴァラクだ。

実は彼女、『死霊館』シリーズの第2作『死霊館 エンフィールド事件』(16)で、心霊事件の解決に挑む心霊研究家、ウォーレン夫妻の前に姿を現し、その邪悪ぶりを存分に発揮。あまりの恐ろしさにホラー好きも思わず歓喜(?)したほどの人気キャラクターなのだ。本作は『死霊館』シリーズの時間軸の中では一番古いエピソードとなり、『死霊館 エンフィールド事件』以前のヴァラクが描かれるというだけでも興味深い一作となっている。

『死霊館 エンフィールド事件』と同じ、ボニー・アーロンズという女優が再びヴァラクを演じているが、これまでにも『スペル』(09)や『アナベル 死霊人形の誕生』(17)に出演するなど、その強烈な個性からホラー映画も得意とする異色の役者だ。バーク神父を演じたデミアン・ビチルは「祈りを捧げる僕の後ろにボニーが立つ場面があるんだが、あの撮影では彼女の気配がしただけで背筋に寒気が走ったよ。本当に怖かった」と、共演者も思わずビビッてしまうほどの存在感…。

こうしてヴァラクのビジュアルを見ているだけでも十分怖いのだが、実際に劇中で彼女が暗闇から現れるシーンは、思わず声を上げてしまうだろう…。失禁必至(!)の衝撃なので、上映前に水分を取るのを控えるか、着替え持参で観ることをオススメする。(Movie Walker・文/トライワークス)

『死霊館』シリーズの中でも最恐キャラクターとして人気の悪魔のシスターが“ヴァラク”だ