子育てって忙しいですよね。疲れて帰ってきて子どもの通園バッグを開けたら、連絡帳やプリントの山。つい「面倒だなあ~」となり疲れが倍増して、ほったらかしてしまうことってありませんか?

【保育園】意外とあるある!? 先生をイラっとさせる保護者のNGマナー9つ

でも、そうしていると…知らず知らずのうちに、園側から良くない感情を持たれているかもしれません。

『1人でできる子が育つ「テキトー母さん」のすすめ』著者の立石美津子が、“最低限、これだけはしておきましょう”という具体例をお話しします。

相手の気分を損なうパターンあるある

日中、我が子を長時間預ける幼稚園保育園。そこで働く保育者の仕事は“聖職”と言われますが、先生だって感情を持った人間です。せっかく書いた連絡帳に対してスルーされると不快に思ってしまうことがあります。

例えば、

  • 提出物を出さない人
  • 申し込み期日を守らない人
  • 連絡帳に未記入の人
  • 挨拶しない人

一つ一つ見ていきましょう。

提出物編

提出物を出さない

保護者側に立ってみると、子どもが3人いてそれぞれが学童クラブ、学校、幼稚園から1日2枚ずつもらってくると一週間でなんと、2枚×3人×6日=36枚。これに様々なダイレクトメールポストに入ってきて、家の中がゴチャゴチャになります。

でも、園側に立ってみると、たった一人の未提出の保護者のため全体の仕事が滞ります。

たくさん用紙を受け取って、大変なのはわかりますが、園側から「また、○○さんが未提出だわ、集計が出来ないわ」という会話を職員室でされないようにしましょうね。

申し込み期日を守らない

幼稚園保育園、学校からの様々な“提出期日付き”の申込用紙が発行されます。

「まだ予定が立たず保護者会の参加、不参加の用紙を出せないわ」と言いつつ期日ギリギリまで放っておき、どこかにしまってしまうと、そんな用紙を受け取っていたことすら忘れてしまいます。

そして、園側から「期日が過ぎていますが、参加の有無はどうしますか?」と催促の連絡がきます。本来、用紙を集計すれば済むものを、期日を守らない保護者がいることで、園側は忙しい合間をぬって電話することになり、負担に思われてしまいますよ。

無断欠席

参加の意思を示しながら無断欠席の人。都合で行けなくなったら連絡を入れましょう。

連絡帳

幼稚園保育園、学校、学童クラブには家庭との連絡ノートがあります。

子どもが数人いると連絡帳も×2名分、×3名分となり、しかも毎日のことで本当に大変です。家に帰って食事の支度、洗濯、風呂掃除と家事も山盛りなのに、これがあると毎日書くのがつい面倒くさくなります。

でも、保育者だって仕事だとはいえ大変な状況です。担当生徒×20名分、今日あったことを一人一人の顔を思い出しながら書いています。

それなのに、保護者欄が未記入ですと、翌朝開けたときガックリきてしまいます。「読んでいない」と誤解されることもあります。「どうせ読んでくれないんだから『今日も元気に変わりなく過ごしていました』と、適当にお決まりの文章を書いておけばいいや」となってしまうかもしれません。

ニコニコマークでもシャチハタでもいいので「はい、読んでますよ~」ということを示すマークを書いておきましょう。

子どものお手本になれている?

送迎時の挨拶

「保育料を払って預かってもらっているんだから、いちいち挨拶をする必要はないわ」、「お礼を毎回言うなんておかしいわ」とまでは思っていないと思いますが、「預かってくれているのが当然です」という態度で「ありがとうございました」の一言もなく、会釈するだけで黙って連れて帰る人が実際います。

隠語で「幽霊のように立ち去っていく人」と職員室では呼んでいます。

保育士は日中相当な体力を使い、他人のお子さんを預かる上で“怪我をさせてはいけない”と神経を使っています。

朝、保育園に送って行ったら担任に笑顔で「宜しくお願い致します」。連れて帰るときも笑顔で「ありがとうございました」と挨拶するのは相手のことを思う気持ちの表れ、最低限のマナーですね。

子どもは親の後ろ姿を見て育ちます。子どもに挨拶をする良い手本を示すうえでも、これらを忘れないようにしましょうね。

社会人としての態度編

メールの返信をしない人

子どもを預けている園に提出物を出さない、期日を守らない、そんな人はビジネスの場でも信頼されない行為を気づかないうちにしているかもしれません。

ビジネスの世界では返事をしないことで信頼を失うことになります。メールは24時間以内に返信がビジネスマナーです。相手の内容に詳しいメールが出来ない場合は「内容を拝見いたしました。取り急ぎご連絡まで、また後日、詳細を追って連絡いたします」と一行書いておけば、相手は待ってくれます。

一方通行

また、依頼→返信→返信の1.5(=一往復半)がマナーと言われています。

ところが、悪い例として…

筆者は講演依頼をよく受けるのですが、依頼に対して日程が合わないため丁重にお断りの返信をしたことがあります。ところがそれに対して何も返信もないのです。依頼して断られたら無視!依頼して返事が来たら、最後に返信がマナーです。一往復半ルールです。

仕事ができる人、総じてトップになれる人はレスポンスが早く、忙しい中でもきちんと対応する方が多い気がします。

LINEグループの既読とビジネスメールのやり取りは異なりますから、注意が必要ですね。

“早い行動”が与える印象

早く反応することは相手にこんな好印象を与えます。

  • それを大事だと思っている
  • 優先順位の高いものだと考えている
  • 早い行動は相手をないがしろにしていない
  • そのことをいい加減に考えていない

入園希望者が殺到する幼稚園で抽選ではなく願書受付順に合格者を決める園もありますが、これも「熱心な家庭の子を優先させたい」園側の気持ちの表れかもしれません。

“愛情の反対は無関心”という言葉もあるくらい、人はみんな“認めてもらいたがっている動物”なのです。マズローの5段階欲求でも“承認欲求”があります。だから無視されると嫌なのです。

筆者は保育園幼稚園、幼児教室の先生として長年多くの保護者と関わってきました。実際に感じていたことをまとめてみました。皆さんはどうお感じになりますか。