NHK受信料徴収員の快進撃が止まらない。ホテル病院、さらにはウィークリーマンションからも受信料を徴収し、その行動の裏付けとなる判決も各地の裁判所で出ている。

 しかし、民放各局で働くスタッフに話を聞くと、彼らなりのNHK観やNHKへの対応が見えてきた。

「世間ではNHKの受信料支払いを拒否する人もいます。ひたすら視する人や面と向かって支払いを拒絶する人もいます。しかし、じつを言えば民放の社員も同じなんです」(テレビ局スタッフ

 同じとはどういうことか。

東京キー局の社員はおそらくほとんど受信料を払っていないはずです。実際、払っていないというはよく聞きますが、払っているという人にはあまり会ったことがないですから」(同)

 裁判まで起こして徴収している今、なぜそんなことになっているのか。

テレビ局の社員は受信料徴収員に自分の勤務先名を明かしたり名刺を見せた上で『おたくとライバル関係にあるので銭は払えない』と告げています。徴収員はこの言葉を聞くとそそくさと帰り、その後も来なくなるそうです。もちろん、訴えられたり督促状が届くこともありません」(同)

 今の流れから言えば信じられない話だが、本当にこうした事例が多いという。

「こうした話を局員から聞いた制作会社の人も『NHK仕事してないから払わない』と言っています。一般の方々と同様に視を決め込んだりするアナログな方法のようですが、とにかく支払っているスタッフは少ないですね。正確な統計があるわけではありませんが、テレビ業界は各産業の中でも支払い率は下位じゃないでしょうか」(同)

 驚くばかりだが、個人だけではなく法人としても払っているかどうか微妙という意見も聞けた。に払うのがバカバカしくなる話だが、逆に言えばライバル関係にあると言えばあのしつこい徴収員も去ってくれるという意味にも取れる。論、あくまでも例えばの話だが。
(文=吉沢ひかる


イメージ画像:「Thinkstock」より

イメージ画像:「Thinkstock」より