フランスを本拠地とするコンサルティング企業キャップジェミニリサーチ・インティテュートは、調レポート「Augmented and Virtual Reality in Operations: A guide for investment(オペレーションにおける拡および仮想現実:投資に関する一針)」をリリースしました。

本レポートによると、現在AR/VRを導入している企業82が、期待通りまたは期待を上回る成果を上げているとのこと。一方、社内の専門知識の不足や不十分なバックエンドインフラが、成長を阻む大きな障となっています。

今回のレポートは、自動車・部品、製造業、共事業セクター企業を対に調を行いました。その結果、現在AR/VRを導入していない企業50が、今後3年以内に、ビジネスペレーション向けの没入技術を検討し始めるだろうと答えています。また、企業の約46が「今後3年以内」に、38強が「今後5年以内」にAR/VR技術が自社の流になるとも考えています。

AR/VR技術の効果

本レポートによれば、VR較して実装がより複雑ではあるものの、AR拡張現実/Augmented Reality)もまた企業にとってより有益であることが明らかになりました。ARを使用する企業は、マニュアル作業中に作業示へのハンドフリーアクセスが可になり、作業フローの合理化が進んだ結果、効率性が25、生産性が23向上したと回答しています。

VRを使用する企業もまた、没入環境で作業員にトレーニングを行うことにより、効率性が15、安全性もまた15向上したと答えています。

最多のユースケースは修理&保守、設計&組立

調企業では、AR/VRが最もよく使われたのは、修理および保守、そして設計および組立でした。その率は、AR/VRを使用する企業の29から31です。
具体的には、デジタルの参考資料を調べる(31)、遠隔の専門示・助言をめる(30)、部材を物理的ビューではなくデジタルビューで見る(30)、現場でのひとつひとつの作業段取りを重ね合わせて確認する(29)などです。

設計および組立においては、デジタルの組立示書を表示する(28)、極限状態で製品性シミュレーションする(27)、足場をさまざまな度から可視化する(27)、設計された部品を既存の部品に重ね合わせる(26)などに使用しています。

ARはVRよりも広く実装

調企業の2/3は、VRよりもARの方がビジネスペレーションに適用可と考えていると推測されています。ARを展開する企業45が技術実装に積極的なのに対し、VRを使用する企業では36にとどまりました。

AR/VR投資に最も積極的な米中

本レポートによれば、技術実装で先行するのは米国中国企業です。調企業50以上が、すでに没入技術をビジネスペレーションに実装し始めています。これに対しフランスドイツ北欧イギリスでは、50以上の企業がいまだ実験中の段階です。

AR/VRイニシアチブを拡大する4つの主要戦略

AR/VRの先端技術から最大の利益を得ている、いわゆる「期達成」グループとはどのような企業なのかを明らかにしました。これらの企業は全調企業の16にあたり、以下の4つの要戦略に焦点を定めています。

・集中ガバナンスモデルの整備&AR/VR意識の構築・向上
期達成企業の78が、企業全体のAR/VR活動を管理する専任の中央グループまたはイノベーションセンターを備えています(その他の企業では51)。

・将来の導入に向けた人材育成への投資
期達成企業93が、専門による機敏な社内チームに重点的かつ多額の投資をしています(その他の企業では76)。

・永続的な価値とサポートを従業員に提供する適切なユースケースフォーカス
適切なユースケースを見つけて適用性をテストすることは、期達成企業が掲げる優先事項のひとつです。しかし現状では、企業50以上が適切なユースケース特定できないことを課題として挙げています。

AR/VR統合のための技術基盤の準備
AR/VR導入の大きな障となるのがデータおよび技術面での準備不足、あるいは対応の欠如です。現在企業に必要なことは、自社の既存技術と企業文化にAR/VRスムーズに統合することです。

レポート全文(英語)のダウンロードこちらから。

(参考)キャップジェミニ株式会社プレスリリース